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2015年 ノルデアマスターズ
期間:06/04〜06/07 場所:PGAスウェーデンナショナル(スウェーデン)

公傷明けのノレンが悠々と母国大会を制覇

アレックス・ノレンが最終日のPGAスウェーデンナショナルを「71」でラウンドし、悠然とした足取りで2位に4打差をつけ、「ノルデアマスターズ」2勝目を挙げた。

パー5の1番でバーディを奪う好スタートを切った2011年の大会覇者ノレンは、2番でボギーを叩き、この時点では2打差あったリードが半分に減ってしまった。

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両手首の腱炎で昨季は「公傷」扱いとなり、2015年のヨーロピアンツアーはシード権延長で出場している32歳のノレン。その後は15ホール連続パーと安定感を発揮し、最終ホールをバーディとして通算12アンダーで大会を終えた。

「とても嬉しいね。これで少しリラックスできるよ、というのも、風という観点からすると、これまでで最もタフな週末だったからね」とノレン。

「リードしていると多くの考えが頭をよぎるし、とてもタフだったね。いくつか悪いショットがあった。確か(ミスショットがあったのは)7番、8番、そして9番だった思うけれど、バックナインはとても良いプレーができたね」。

「ラフで自分のボールを探さなくて済んだから、ストレスが掛からなかった」。

「2011年の『ノルデアマスターズ』はとてもスリリングだったけれど、今回はとてもプリージング(心地良いもの)だったね」。

「ここのところ風には手を焼いていたし、ここでは風を攻略するために正しいショットが求められるから、今週を迎えるにあたり、そこまで自信があったわけではないんだ。日を追うごとに調子が上がっていったね」。

「いくつか良い結果の出た大会はあったけれど、最終日に良いプレーができていなかった。(最終日に)優勝のチャンスがあっても、例えばウェントワースでもわずかながらチャンスはあったのだけど、緩慢なラウンドになってしまっていたんだ」。

「落ち着きを保って、必要とされるショットを打つよう心掛け、それが上手くいったね。キャディが平静を保つ上での大きな助けとなったし、彼のおかげで自分のルーティーンを固持することができたんだ」。

「ゴルフでは悪い日もうんとあるから、今週のような良い日々は楽しまないとね」。

最終ホールでバーディを奪った先週の「アイルランドオープン」の覇者、セーレン・ケルドセンは通算8アンダーとして単独2位で大会を終えた。

「やる気満々でここへ来たんだ。先週の優勝の後、どのように振る舞えば良いのか判然としなかったし、あれで自分のやる気がどれくらい削がれるようになってしまうのか分からなかったのだけど、アリスターが助けとなってくれて、火曜の昼食の折に、さあ自分たちの仕事に戻るぞって言い合ったんだ」とケルドセン。

「その通りにできたし、精神的にとても充実していた。特に今日は、先週リーダーボードを見ることについて学んでいただけに満足だね。今日は(リーダーボードを)見ないようして、それが上手くいった。一日を通して落ち着いていたし、終盤のホールでさえも落ち着いてプレーできたね」。

「必ずしも十分なプレーができたとは感じていないんだ。今日はとてもソリッドなラウンドがプレーできたけれど、優勝のチャンスを見出すには何か特別なプレーが必要なのは分かっていた。そういうプレーはできなかったけれど、今日の自分のプレーには満足している」。

マルメ出身のイェンス・ダントープアレクサンダー・レビー、セバスチャン・セーデルベリそしてマキシミリアン・キーファーの4人はケルドセンから2打ビハインドの通算6アンダーで大会を終え、世界4位のヘンリック・ステンソンは最終日を「74」として13位で大会を終えた。

首位から2打差で最終日をスタートしたキーファーはノレン同様、1番でバーディを奪うも、4番と5番で連続ダブルボギーを叩き、この日は3オーバーの「75」と苦しんだ。

ドイツ出身の24歳は、「とても良い一週間だった。最終日に優勝争いをしているときは勝ちたいものだから、もちろんがっかりしている。でも、この経験から学ぶべきものもあるからね」と述べた。

「アレックスが勝って嬉しいよ。彼はナイスガイだし、素晴らしいプレーヤーだから勝利に相応しいと思う。怪我さえなければ彼は世界のトップ10にいたかも知れない。長い間プレーから遠ざかっていたので、彼が復帰して優勝を飾ったのが嬉しいんだ」。

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