「全英オープン」前哨戦 米ツアーからミケルソン、ファウラーら出場者続々
2015年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン
期間:07/09〜07/12 場所:ガレインGC(スコットランド)
ガレインにスター選手が集結 マキロイは欠場
「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」は大会史上最も豪華な顔ぶれが揃うとあって、今週は開催地のガレインにゴルフ界のビッグネームが続々と集結することになる。
昨年、ロイヤルアバディーンGCで凱歌をあげ、賞金総額325万ポンドの今大会で連覇を目指すジャスティン・ローズにスポットライトが当たるのは言うまでもなない。
<< 下に続く >>
今大会は2014年にグレンイーグルスで死闘を繰り広げた選手が10人以上出場するとあって、明確に「ライダーカップ」の彩りを添えることだろう。何しろイーストロージアンには欧州代表チームから7人(トーマス・ビヨーン、ジェイミー・ドナルドソン、ビクトル・デュビッソン、スティーブン・ギャラハー、グレーム・マクドウェル、イアン・ポールター、ジャスティン・ローズ)、そして米国代表チームからは4人(リッキー・ファウラー、マット・クーチャー、フィル・ミケルソン、ジミー・ウォーカー)の選手が集結するのである。
世界ナンバーワンのロリー・マキロイも8人目の欧州代表選手としてガレインを訪れる予定だったが、友人とサッカーに興じている際に足首の靭帯を断裂したことにより、大会からの欠場を余儀なくされた。
長きにわたるスコットランド愛好家として知られるミケルソンは13度目の「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」出場を果たすことになる。昨年、今大会へのデビューを果たした、翌週の「全英オープン」では2位に入ったファウラーは、今年もこの大会でリンクスへの調整を行うことになる。
今大会はイーストロージアンに佇むコースのナンバー1とナンバー2を併用する形で開催される。壮観な両コースの与える試練を、ディフェンディングチャンピオンのローズは楽しみにしている。
「アバディーンアセットマネジメントは良く尽くしてくれているし、リンクスコースで行われるこの大会が今後も開催されることを確約してくれる素晴らしいスポンサーなんだ。この大会は『全英オープン』へ向けた準備に最適だし、僕にとっては鍵となっている。多くの選手にとってこの大会は、メジャーへ向けた微調整を行うための大会という位置付けで予定表に書き入れられていると思う。だけど、実際にこの大会で勝ってみると、この大会にはこの大会独自の素晴らしさがあることに気付くんだ」とローズは語る。
「昨年はアバディーンの素晴らしいリンクスコースで開催され、今年もまた世界指折りのガレインで開催されるというのは凄いことだと思うよ。今や大会の形は華々しいものになったね。ガレインは「全英アマチュア選手権」でプレーしたことがあるけれど、ドライバーの調子が良ければ、高低差のあるパー4では丘を下るようなところもあるから、風向き次第ではかなり飛距離を出すことができるコースだ」
「セントアンドリュースで『全英オープン』が開催される年に、2週間にわたりスコットランドに滞在するのは特別なことだね。(この1週間は)ゴルフ生誕の地から程近い場所にいられるんだから素敵だよね。この日曜に大会を終えると、車で移動し、宿に落ち着き、メジャーに備えるんだ」。
「スコットランドでの勝利は特別なんだ。ギャラリーはゴルフを良く知っているし、今週も僕らがギャラリーにとって思い出深い大会にすることができればいいね」。
ギャラハー、そして昨年は最終日を首位で迎え、最終的には3位で大会を終えたマーク・ウォーレンを含むスコットランド勢は、1999年にコリン・モンゴメリーが果たして以来となる地元優勝を狙っている。
この他にも、フィールドには、かつての世界ナンバーワンにして2011年の大会王者であるルーク・ドナルド、2012年の大会王者であるインドのジーブ・ミルカシン、スペインのベテラン、ミゲル・アンヘル・ヒメネス、そしてアイルランドのパドレイグ・ハリントンと、強い選手たちが虎視眈々と大会に臨む。