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復調のオルセンが首位発進

ケガを乗り越えたトービヨン・オルセンが「アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン」初日を終え単独首位に立った。

欧州ツアー2勝のオルセンはこの日のガレインをノーボギーの7アンダー、「63」でラウンドした。

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2013年に「マスターズ」初出場で6位に入ったデンマーク出身のオルセンは、昨冬、左手の腱に違和感を覚えながらもその後4大会に出場し(最後の3大会は予選落ち)、2月初頭に手術に踏み切った。

「タフな時期だったけれど、やるべきことをやってきたし、それが結果につながればいいね」と25歳のオルセン。彼は3カ月の休養期間を経て臨んだ復帰戦の「モーリシャスオープン」でプレーオフの末、敗れている。「今日は、まだ良いスコアを出せることを証明できた」。

「ほぼ全てのグリーンをとらえたね。グリーンをとらえ損なったのは18番だけだった。それにフェアウェイも良くとらえることができたし、それが鍵だったね」

7アンダーで単独首位に立つオルセンを1打差でイングランドのダニエル・ブルックスが追っており、2打差の5アンダーには「ライダーカップ」米国代表のジミー・ウォーカー、スウェーデンのヨハン・カールション、スペインのアレハンドロ・カニサレスとアドリアン・オタエグイ、そしてイングランド人トリオのセベ・ベンソンマシュー・ニクソンリチャード・フィンチの7人がつけている。

さらに1打差の4アンダーにはディフェンディングチャンピオンのジャスティン・ローズグレーム・マクドウェルリッキー・ファウラーマット・クーチャーが控える。

今週、5年振りに世界ランキングのトップ50圏内から洩れたマクドウェルだったが、最終ホールで叩いた3パットのボギーすら、この日彼の見せた復調の熱気を削ぐことはなかった。

2月に今季の欧州ツアー唯一のトップ10入りを果たしたマクドウェルは、3連覇を懸けて臨んだ先週の「アルストム・オープン・ド・フランス」では予選落ちを喫した。2日目の「78」は彼にとって、ル・ゴルフナショナルでのここ32ラウンドでのワーストスコアだった。

35歳のマクドウェルは、コーチのピート・コーエンとともに、自身がペブルビーチでの「全米オープン」を制し、ケルティックマナーでの「ライダーカップ」でウィニングパットを決めた2010年のスイング映像を分析していることを明かした。

「基本に立ち返ろうとしており、スアンスを狭め、かつてそうしていたように、体を使ってスイングするようにしているんだ」とマクドウェル。

「(2010年以降の変遷は)自分の技術のどこかを向上させようという試みだと自分では思っていたのだけど、実のところ、僕は下手になっていたんだ」

「優しいコンディションでチャンスを作りやすいコースでプレーできたのも良かった。自信と自己信頼を取り戻す上で良いスコアが必要だったし、今日はその長い道程の起点となったね」

ローズはチャンスを外し続けたことで忍耐力を失い始めたと認めたが、16番でバーディを奪い、17番ではボギーを叩くも、続く最終ホールでは6メートルのバーディパットを決める巻き返しを見せた。

その結果、今日のラウンドを「66」としたことで、今週の月曜と火曜はセントアンドリュースで練習ラウンドを行い、ガレインのコース戦略についてはキャディのマーク・ファルチャーに一任するという彼の判断が正しかったことを証明してみせた。

「彼は労を惜しまずやってくれるし、僕のスケジュールをやり易くしてくれるんだ」とローズ。「ほとんどストレスのないラウンドだったし、そこまでエネルギーを使わずに済んだね」。

出場156選手中、半数近くがアンダーパーで初日をラウンドする中、ここからわずか1.6キロのところにあるミュアフィールドで2013年に「全英オープン」を制したメジャー5勝のフィル・ミケルソンは、グリーンに手を焼き、「69」で初日を終えている。

関連リンク

2015年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン



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