ローリーとオームスビーがトップに トム・ワトソンは61位
2015年 KLMオープン
期間:09/10〜09/13 場所:ケネマーG&CC(オランダ)
オームスビーとローリーが首位発進
上がり7ホールで6つのバーディを奪ったウェイド・オームスビーが初日を見事「61」でラウンドし、「KLMオープン」の第1ラウンドを終えて首位タイに立った。
前半を「33」でラウンドした豪州出身のオームスビーは、後半へ折り返すと突如として火が着き、12、13、14番とバーディを奪うと、上がり3ホールでも連続バーディを奪って9アンダーとし、クラブハウスリーダーのポール・ローリーに並んだ。
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6バーディ、1イーグルの8アンダーでラウンドしたリチャード・ブランドが2人の1打差につけている。
10番からスタートしたローリーは、木曜の午前中の理想的なコンディションを最大限に活用し、前半9ホールを1イーグル、4バーディでラウンドすると、2番、6番、そして7番でもバーディを奪ってスコアを伸ばした。
午後は風が強まったため、ローリーに匹敵するスコアを出すのは不可能に見えたが、時間の経過とともに風は落ち着き、オームスビーとブランドの終盤のチャージを可能にした。
3番と4番で連続バーディを奪う快調なスタートを切ったオームスビーは6番でもバーディを奪った。
その後の5ホールを安全にパーでまとめたオームスビーは、上がり7ホールで6つのバーディを奪い、ローリー同様にバックナインを「28」でラウンドしたのである。
オームスビーは力強い締めくくりに胸を躍らせた。「あのフィニッシュは良かった。最後の方はパターが冴え渡っていたので、物事が若干簡単に片付いたね」とオームスビー。
「そばに寄せているのにパットが入らなかったので少し苛立っていたのだけど、その後もしかるべきサイドに乗せてチャンスを作り続けたらついにパットが入り始めたんだ」。
「風が止んだのは上がり3、4ホールだけだったので、とてもタフだった。リッチ(グリーン)に、(組み合わせは)間違った方を引いちゃったな、と言ったんだけど、今は文句を言うつもりはないよ」。
「これはぼくが今まで大会で出した最少スコアなんだ。ここ数週間、ハードに練習に取り組んできたからね」。
「オーストラリアで5週間のオフを取ったのだけど、復帰して主導権を握るのは良いものだね」。
15ホールを終えた時点で6バーディ、1イーグルを奪ったブランドは単独首位で初日を終えるチャンスもあったが、上がり3ホールをパーとした彼は単独3位で2日目を迎えることとなり、1打後方にはイングランドのジェームス・モリソン、デービッド・ホーシー、そしてロバート・ロック、地元期待のユースト・ラウテン、そしてアルゼンチンのエスタニスラオ・ゴヤが続いている。
木曜のパフォーマンスに満足のブランドは、「ナイスショットが多かった。いつだって良いスタートが切れるのはナイスだね。簡単ではなかったよ。一日の大半はクラブ2つ分ほどの風が吹いていた。多くのチャンスを築くことができたので満足しているよ」と述べた。
「6番では素晴らしいティショットを放って、グリーンの手前につけ、40ヤードのピッチショットをホールインしてイーグルを奪ったんだ。ああいうのはボーナスだね。ほとんどが自分の思う方に行ってくれた。最近は意と反対の方に行っていると感じていたし、良いラウンドがなかったからね」。
「あと何打か伸ばせていたな、という思いなく上がってこられるのは良いものだね」。
「良い位置につけたけれど、まだ先は長いし、コースの状態や素晴らしい選手がどれくらい出場しているかということを考えると、もっとスコアを伸ばさないといけないね」。
ローリーは自身のスタートに喜びを見せた。「ロクジュウイチ、これは良い響きだと思わないかい?良いプレーをしたし、またパットが良かったね」とローリー。
「これまでの自己ベストは、ダンヒルリンクスで優勝したときの『63』だったんだ。12ホールを終えたところで10アンダーとしていたのだけど、9アンダーでラウンドを終えたんだ」。
「午後に風が強まったあの日の9アンダーは大したものだったよ。実際のところ、いつだって9アンダーというのは相当な成果なんだ」。
「本当に良いショットをたくさん打ったけれど、あれ以上は無理だったね。普段は、あと3、4打は行けたのにとうめき声を上げるのだけど、今日はできる限りやったね」。
「『59』は脳裏をよぎったよ」。
「僕にとって16ホール目だった7番では、小気味良い3番ウッドのショットで、長いイーグルパットのチャンスがあった。あれが入っていれば、上がり2ホールのうちのどちらかでバーディを奪えば(59が)達成できていたけれど、『61』でハッピーだよ」。