アンソニー・ウォールが首位浮上
2015年 アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権
期間:10/01〜10/04
大胆不敵なマレンが首位を堅持
2015/10/03 08:16
首位タイで「アルフレッド・ダンヒル リンクス選手権」3日目を迎えるジミー・マレンは、カーヌスティ挑戦へ向けた準備も万端整っていると感じている。
プロデビュー戦にして驚くべき週を楽しんでいる21歳のマレンは、キングスバーンズをラウンドした初日の「64」に続き、2日目はセントアンドリュースを「69」でラウンドし、通算11アンダーとしてアンソニー・ウォールと並んで首位タイに立った。
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イングランドの若武者にとって次なる関門は、今大会で使用される3コースで最難関とされるカーヌスティとなるわけだが、先月米国代表相手に4戦全勝を果たした「ウォーカーカップ」のスター選手は全く気後れしていない。
「(この2日間で)より簡単なコースを回ってきたのは分かっています」とマレン。
「明日はカーヌスティをラウンドしますので、プレッシャーを取り払う上で、初日からの2日間で良いラウンドを2つ並べなくてはならないのは分かっていました」。
「今年はカーヌスティでとても良いプレーができていますので、僕と、僕のコーチと、(キャディの)アレックス(ホーウィー)とで話し合って決めたゲームプランを守り通すだけです」。
第1組でスタートしたマレンは4番でボギーを叩くも、5番で直様バーディを奪って盛り返し、7番と9番でもバーディを奪って前半を「34」として通算10アンダーまでスコアを伸ばし、この時点で1打差の首位に立った。
12番でもバーディを奪ったマレンは続く13番でボギーを叩くも、14番で再びバーディを奪い、その後はパーを重ね、プロデビュー戦2日目を終えて首位タイの位置をキープした。
「とにかくコースでは楽しんで、そして学ぼうと努めましたが、リーダーボードのトップに立った気持ちは、何と言っていいのか、説明できないですね」とマレン。
「これまでとは違う経験ですが、こうして学んでいかなければなりませんね」。
「僕にとって一番難しいのは、ジュニアの頃から成長するなかで見て来た選手たちと今は対戦し、練習レンジで彼らの姿を見るというところですね」。
「僕はまだ、『うわ、あそこにカイマーがいるよ』みたいになってしまいますし、他の選手についてもそんな感じですので、とにかく彼らは彼ら、こっちは自分のすべきことに集中しようと努めています。この2ラウンドはそれがしっかりできていると思います」。
「バックナインでは幾つか神経質になり過ぎたパットがありましたが、今日の出来には満足です」。
セントアンドリュースをラウンドしたウォールは、出だしで躓くも、途中4連続バーディを奪って一躍優勝戦線に名乗りを上げた。
10番からスタートした40歳のウォールは前半を2バーディ、3ボギーの「37」として後半へ折り返すも、1番でバーディを奪うと、4番から4連続バーディを奪って一気に首位まで駆け上がった。
「良い一日だった」とウォール。「前半は今ひとつだったけれど、後半は良い流れをつかむことができ、全体的にはすばらしいスコアになったね」。
「いつだって、2日間で二桁アンダーまで行けば良いゴルフと言えるね」。
マレンと同じく今大会がプロデビュー戦となるポール・ダンはセントアンドリュースをラウンドし、10番までを3バーディ、1ボギーとすると、その後は全てパーとして「70」で上がり、首位から1打差の位置につけている。
直近の「ポルシェヨーロピアンオープン」で5位タイに入ったジェイミー・ドナルドソンは、キングスバーンズを8バーディ、1ボギーの「65」でラウンドし、通算10アンダーまでスコアを伸ばした。
キングスバーンズを見事「66」でラウンドした米国のクリス・ストラウドも通算10アンダーの3位タイにつけており、前半を「31」でラウンドし、最終ホールの9番でバーディを奪って二桁アンダーに乗せたトービヨン・オルセンもこの位置につけている。
通算9アンダーにはセントアンドリュースを「68」でラウンドしたガース・マルロイがつけており、その1打後方、通算8アンダーには前日のスコアを10上回る今週これまでのベストスコアとなる「63」を記録したブラッドリー・ドレッジがつけている。
マルティン・カイマーも通算8アンダーのグループにつけており、この他にはアレハンドロ・カニサレス、ベンジャミン・エベール、そしてネーサン・ホルマンが同じ順位で並んでいる。
大集団で形成される通算7アンダーのグループにはグレーム・マクドウェル、そして2日目を見事「64」でラウンドしたブランデン・グレースらがつけている。