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2015年 英国マスターズ by Sky Sports
期間:10/08〜10/11 場所:ウォーバーンGC(イングランド)

フィッツパトリックがウォーバーンで首位発進

「ブリティッシュマスターズ」初日は、最終ホールでバーディを奪ったマシュー・フィッツパトリックが単独首位に立つ展開となった。

前回この大会がヨーロピアンツアーで開催された2008年当時、まだ14歳だったイングランド出身のフィッツパトリックは初日のウォーバーンを「64」でラウンドし、自身の驚くべきルーキーシーズンを継続させている。

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1イーグル、6バーディを奪った初日を7アンダーで終えた21歳のフィッツパトリックは、ロバート・カールソンマーク・ウォーレンソレン・ケルドセン、そしてリー・スラッテリーらの経験豊富なベテラン勢で形成される後続集団に1打差をつけて単独首位に立った。

「これ以上はありませんね。まだ初日なのにギャラリーは本当にすばらしかったですね」とフィッツパトリック。

そして彼は、「ティからグリーンにかけて、フェアウェイをとらえないととてもタフですね」と加えた。

「ラフは深くありませんが、かなり濡れているのでフェースに芝がくっついてしまい、アイアンで通常の距離を出すのが難しいですね。全体的に試練と言えますが、特にティからグリーンにかけてがタフでした」。

フィッツパトリックは直近の7大会で3度のトップ3入りを果たしており、ヨーロピアンツアーでは毎週何か新しいことを学んでいると確信している。

「厳しいスタートでしたね。今年の序盤は、それなりのプレーができていると感じていたにもかかわらず、連続して多くの大会で予選落ちしました」とフィッツパトリック。

「今はそれ相応のプレーができており、自分の望んでいた結果が出るようになりました」。

「毎週、多くの経験を積むことができ、自分自身や大会について様々なことを学んでいるのが一番大きいですね」。

前回この大会が開催されたシーズンに「オーダー・オブ・メリット(現レース・トゥ・ドバイ)」を制したカールソンは、18番に到達した際、7アンダーとしており、1つ後ろの組で回るフィッツパトリックが1打後方につけていたとあって、単独首位で2日目を迎えるものと思われた。

46歳のカールソンは、2番、5番、7番、そして9番とバーディを奪い、4アンダーで後半へ折り返し、着実にリーダーボードの順位を上げて行った。

その後、カールソンは11番でバーディを奪い、14番では4.5メートルのバーディパットを決めて、長い間首位を分け合っていたウォーレンとスラッテリーに並んだ。

ケルドセンはバーディでラウンドを締めくくり、6アンダーまでスコアを伸ばして首位グループに加わるも、カールソンが15番で2ホール連続となるバーディを奪ったため、カールソンが単独首位へ躍り出る展開となった。

しかしカールソンはティショットをミスした18番をボギーとしたため、再び集団に吸収される形となり、フィッツパトリックが17番でバーディを奪って首位に並んだことにより、首位グループは5人がひしめく状況となった。

今季は6回のトップ10入りを果たしながらも、今大会は招待選手としてプレーするフィッツパトリックは、最終ホールをバーディとし、34回目の出場にしてヨーロピアンツアー初優勝を狙う大会で単独首位へと抜け出すことに成功した。

2013年の「全米アマチュア選手権」王者であるフィッツパトリックはスタートの1番でバーディを奪うと、続く2番はボギーとするも、5番、6番と連続バーディを奪い、538ヤードのパー5の7番ではイーグルを奪った。

13番でもバーディを奪ったフィッツパトリックは、終盤にビッグプレーを連発し、劇的な一日を目撃した1万5千人弱のギャラリーを満足させて帰路に着かせた。

ウォーレンとスラッテリーは午後の大半、2人でリーダーボードのトップを占めるも、その後、ケルドセンとカールソンがこれに並び、更にフィッツパトリックが終盤のチャージで集団を抜け出すこととなった。

14番と16番でバーディを奪い、2アンダーで後半へ折り返したスコットランドのウォーレンは、1番と3番でもバーディを奪い、早い時間帯にペースメーカーとなったスラッテリーと首位で並んだ。

その後、スラッテリーがボギーを叩いたのに対し、ウォーレンは7番で60センチのタップインバーディを決め、2打差の首位に立つも、そのアドバンテージは長続きしなかった。

スラッテリーは3ホール連続パーで発進すると、4番、5番と連続バーディを奪い、7番、そして9番でもバーディを奪って一躍首位に立った。

彼は12番でボギーを叩くも、16番、17番、そして18番でバーディを奪い、先月「M2Mロシアオープン」を制し、「KLMオープン」でも2位に入った好調をここでも持続させて見せた。

一方、ケルドセンは序盤に攻勢をかけ、1番、2番、7番、10番、11番とバーディを奪うと、前述した18番でのバーディで一時的に首位タイの座についた。

世界ゴルフ選手権の「ブリヂストンインビテーショナル」を制したシェーン・ローリーは5アンダーのグループにつけており、他にはメジャー3勝のパドレイグ・ハリントンミカエル・ルンドベリマーカス・フレイザーブラッドリー・ドレッジ、そしてロマン・ワッテルがこの集団につけている。

かつての世界ナンバーワンであるルーク・ドナルドはさらに1打後方につけており、大会ホストのイアン・ポールターは初日を3アンダーとした。

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