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2015年 トルコ航空オープン
期間:10/29〜11/01 場所:ザ・モンゴメリー マックスロイヤル(トルコ)

デュビッソンがトルコで首位タイに浮上

2015/11/01 08:49

「トルコ航空オープン」はビクトル・デュビッソンが大会2勝目を目指して首位タイで日曜のラウンドに臨む展開となった。「レース・トゥ・ドバイ」首位のロリー・マキロイもザ・モンゴメリー マックスロイヤルでの戴冠を果たすべく、首位の2人に肉薄している。

終盤に目覚ましいチャージをかけたフランス出身のデュビッソンは、13番、14番、そして15番をバーディとすると、16番では見事なパーセーブを見せ、最終ホールでもバーディを奪って通算16アンダーとし、首位のジャコ・バンジルを捕らえた。

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ヨーロピアンツアー初優勝を狙うバンジルは、初日「61」とセンセーショナルなスタートを切るも、土曜のラウンドは「70」として、後続に付け入る隙を与える格好となった。

デュビッソン同様、最終ホールでバーディを奪ったマキロイは3日連続の「67」をマークし、キラデク・アフィバーンラトと並び、首位と1打差の3位タイで最終日を迎える。

今季は既に「深セン国際」と「サルタイアエナジー ポール・ローリー・マッチプレー」を制し、シーズン3勝目を狙うアフィバーンラトは、一時単独首位に立つ場面もあったが、最終ホールでボギーを叩いて通算15アンダーに後退した。

更に2打後方の通算13アンダーには、この日のベストスコアとなる「65」をマークしたアン・ビョンフン、そしてクリス・ウッドがつけている。

今季は僅か2度のトップ10入りに留まっているデュビッソンは、改善されたショートゲームが今週の復調の鍵となっていると睨んでいる。

「すばらしいパフォーマンスだった。今日はミスが2つしかなく、バックナインでは幾つかすばらしいパットが決まったんだ」とデュビッソン。

「ここは僕が良い気分でいられるコースなんだ。今日は、これまでの2日間と同様に13番がとても良かった。ああいうプレーがここでロースコアを出す鍵を握っているんだよ」。

「ロングゲームは今年の初めからとても良かったんだけど、ショートゲームが本当に酷くてね。でも原因が分からないんだ。1ヶ月半前にはパターを換えたんだけどね」。

アフィバーンラトは出だしの1番でバーディを奪うと、続く2番ではティショットをピン側数十センチにつけてバーディを奪い、瞬く間に通算11アンダーのグループに追いついた。

デュビッソンは1番で技ありのチップショットからバーディを奪うも、2番をボギーとして直様後退し、一方、マキロイはグリーン外からの中距離のパーパットを外した3番で今週初めてボギーを叩いた。

上位陣は1番を揃ってパーとするも、ウッドは2番で5.4メートルのバーディパットを沈めてバンジルに1打差まで詰め寄ると、リチャード・ブランドもパー4の3番で2打目をピン側1メートルにつけてウッドに続いた。

マキロイとデュビッソンはパー5の4番を共に2パットのバーディとするも、最終組の3人も揃って同ホールをバーディとしたため、各選手の差は縮まらなかった。

アフィバーンラトとマキロイは見事な2打目を見せた6番で共にバーディを奪った。アフィバーンラトは7番でもバーディを奪って通算13アンダーまでスコアを伸ばした。

5番で3パットのボギーを叩いたブランドも通算13アンダーのグループに加わることとなり、同じく5番ではティショットが池へ転がって戻りそうになったウッドが見事な寄せワンのパーセーブを披露した。

6番で近距離からのバーディパットを沈めたデュビッソンがマキロイとアフィバーンラトを捉えるも、この日一番ホットなアフィバーンラトの勢いは止まらず、8番でグリーン手前からチップインバーディを決めて首位に1打差まで迫った。

今週はスタートから40ホール目までノーボギーで来ていたブランドは、5、6番で連続ボギーを叩くと、7番でバーディを奪って、一つ取り戻した。

マキロイとデュビッソンは10番でボギーを叩くが、世界3位のマキロイは11番でバーディを奪い、きっちりとバウンスバックを果たした。とは言え、ウッドが9番でウォーターハザードに捕まって1打後退したことにより、このままバンジルが後続との差を保つかに見えた。

しかしここでマキロイが動きを見せた。彼はパー5の13番で2打目をピン側1メートル以内に寄せる俄に信じ難いショットを繰り出してイーグルを奪うと、続く14番では7.5メートルのバーディパットを沈めて通算14アンダーとし、首位との差を1ストロークとした。

同じく後半に猛チャージをかけたアンは、上がり5ホールで4つのバーディを奪い、9バーディ、2ボギーの「65」でこの日のラウンドを終えた。

パー4の15番でワンオンまであと僅かのところに迫ったアフィバーンラトは、その豪快なティショットをバーディに結びつけ、首位タイに浮上すると、13番から3連続バーディを奪ったデュビッソンもこれに加わり、首位グループは一時三つ巴の状態となった。

約2日振りにバンジルの独走劇に終止符が打たれたわけだが、そのバンジルは15番でバーディを奪って再び単独首位の座を取り返すも、続く16番でボギーを叩き、アフィバーンラトが17番でバーディを奪ったことにより首位の座は一気に入れ替わることとなった。

しかしながら、このリードはアフィバーンラトが最終ホールでボギーを叩いたことにより短命に終わり、最終ホールでバーディを奪ったマキロイがアフィバーンラトと通算15アンダーで並んだ。

その後、バンジルが17番でこの日3つ目のバーディを奪って通算16アンダーとすると、最終ホールでバーディを奪ったデュビッソンがこれに並んだ。

南アフリカ出身のバンジルは全くベストの状態へ持って行けなかったことを認めたが、ワイヤー・トゥ・ワイヤーの勝利を狙う彼は、3日連続して首位に立ったことに喜びを見せた。

「このポジションにいられるのは光栄なことだよ。あとはゴルフの神様次第だね」とバンジル。

「初めの9ホールは良い感じだった。ミスも余りなかったからね。バックナインでは結構チャンスがあったにもかかわらず、幾つか決め損なってしまった」。

ブランドは12番のダブルボギーで優勝争いから後退するも、最終ホールでバーディを奪い、リー・ウェストウッドピーター・ユーラインと並ぶ通算12アンダーで最終日を迎える。

その後方では、通算10アンダーにジュリアン・ケンとラファ・カブレラベローがつけており、通算9アンダーにはトンチャイ・ジェイディーシェーン・ローリーダニー・ウィレット、そしてファブリシオ・サノッティがつけている。

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