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2015年 アルフレッド・ダンヒル選手権
期間:11/26〜11/29 場所:レオパルドクリークCC(南アフリカ)

バソンがレオパルドクリークで首位発進

南アフリカでの「アルフレッド・ダンヒル選手権」で「レース・トゥ・ドバイ」の新シーズンが幕を開け、大会初日は地元南アフリカのクリスチャン・バソンが3打差の首位に立つ展開となった。

2016年シーズンの開幕戦には、ディフェンディングチャンピオンのブランデン・グレース、そしてメジャー王者のルイ・ウーストハイゼンとチャール・シュワルツェルなど、錚々たる地元南アフリカ勢がフィールドに名を連ねている。

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しかし、レオパルドクリークで初日を終えて首位に立ったのは、ノーボギーの「64」でラウンドし、8アンダーとしたバッソンで、2位タイにつけたシュワルツェル、マット・フォード、そしてマーク・ウィリアムズに十分な差をつけることに成功した。なお、初日は雷雨警報が発令されたためサスペンデッドとなり、39人の選手がラウンドを途中で切り上げることとなった。

ラウンドを終えたリーダーボードの上位3名は全員午前中のより涼しい環境のなかでプレーしており、午後になるとコースのあるクルーガー国立公園一帯の気温は急上昇した。

その過酷な暑さに負けじと抵抗したのは大会3勝のチャール・シュワルツェルで、彼が最終ホールをプレーしている最中の現地時間17:26にオプレー終了を告げるホーンが鳴らされた。

バッソンのこれまで30回出場したヨーロピアンツアーでの最高成績は2014年の「南アフリカオープン選手権」での10位タイとなっているが、彼はその自己ベストの更新へ向け絶好のスタートを切った。

33歳のバッソンは2番、5番、6番、そして8番でバーディを奪い、前半を「31」として、リーダーボードのトップに立って後半へと折り返した。

バソンは8位タイに入った先週の「ライオン・オブ・アフリカ ケープタウンオープン」でも初日を「64」で回っており、サンシャインツアー4勝の彼は最近取り組んでいるスイング改造が進歩を見せていることを手放しに喜んだ。

「今日はとても良いプレーができた。嬉しい驚きだね。好調のまま今週の大会を迎えたのだけど、大会初日でここまでの成績は期待していなかったから」とバソン。

「このプレーを続けて行くことができればと思っている。ゴルフは面白い競技で、何が起こるから分からないからね」。

「(先週)ケープタウンへ臨む上で自分のしていた間違いを見つけ、スイングの1カ所を直したことで軌道修正することができたんだ」。

「大きなことではなく、基本的なことだったのだけど、それがここ2週間で大きな違いを生み出し、とても満足しているよ」。

バソンは10月初旬に開催された「ボダコム・オリジンズ・オブ・ゴルフ」でウィリアムズに1打差をつけて優勝しているが、メールレーンでもジンバブエ出身のウィリアムズは上位に顔を覗かせた。

ウィリアムズはパー4の4番でイーグルを奪うと、6番と7番でバーディを奪い、8番をボギーとして「32」で後半へ折り返した。彼は10番でもボギーを叩くも、上がり2ホールで連続バーディを奪うなど、終盤の6ホールで4つのバーディを奪い、5アンダーでこの日のラウンドを終えた。

「USB香港オープン」で7位タイに入ってシード権を確保したイングランド出身のフォードも、同じく1イーグル、5バーディ、2ボギーの「67」で初日をラウンドした。

2連続くバーディ発進を切ったシュワルツェルは6番でもバーディを奪い、3勝を挙げているほか2位にも4度入っているコースで、いつも通りの展開となるかに見えた。

しかし、7番と8番の連続ボギーでスローダウンを強いられたシュワルツェルは9番でバーディを奪って「33」で後半へ折り返した。2011年の「マスターズ」王者は、4ホール連続パーとした後、14番から3連続バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、最終ホールへ差し掛かったところで雷雨警報のため、コースを後にすることとなった。

4アンダーには7人の選手がつけており、今大会で500回目のヨーロピアンツアー出場を達成したニクラス・ファスもこの位置につけている。

スウェーデン出身の43歳は初日を第1組でコースインすると、1イーグル、4バーディ、2ボギーで回り、ラウンド後に良く冷えたシャンパンで500回出場の達成を祝福された。

バーン・グローエンワルド、ベンジャミン・エベールユースト・ラウテン、ジャンポール・ストライダム、ライアン・ティッピング、そしてボルハ・ビルトアストゥディジョもファスと並ぶ4アンダーでこの日のプレーを終えた。

3アンダーのグループには、3連続ボギーでこの日のラウンドを終えた大会2勝のパブロ・マルティンがつけている。

この大会はウーストハイゼンにとって、2度2位に入りながらも、6度の予選落ちを喫する悲喜こもごもの大会となっているが、初日を「70」で回った彼のラウンドは正にそれを象徴するような展開となった。

10番スタートとなった2010年の「全英オープン」王者は、12番、13番、15番、そして18番でバーディを奪い、前半を「33」でラウンド。後半に入ると、1番でも早速バーディを奪うが、2番でボギーを叩くと、3番ではダブルボギーを叩いて後退した。

ウーストハイゼンは6番でバーディを奪うも、続く7番をボギーとし、同組のグレースに1打差の2アンダーでこの日のプレーを終えた。

先週、「レース・トゥ・ドバイ」を3位で終えたグレースは、14番でボギーを叩くなど、前半「37」とすると、1番と4番でバーディを奪いながらも、ティショットを池に入れた7番でボギーを叩き、1アンダーで初日を終えた。

第1ラウンドは金曜の現地時間6:30に再開される。

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