パトリック・リードは欧州でもトップを目指す
シェーン・ローリーが年間ベストショットを獲得
ファン投票の結果、シェーン・ローリーが「WGCブリヂストンインビテーショナル」の最終ホールで放った奇跡のウェッジショットが2015年の欧州ツアー年間ベストショットに選出された。
ファンサイトのマイヨーロピアンツアーにて12月の1カ月間を通じてファンの投票を募ったところ、4分の1近くの票がローリーによるファイヤーストーンCCでのウィニングショットに集まった。アイルランド出身のローリーは、ロリー・マキロイ、ミゲル・アンヘル・ヒメネス、パトリック・リードらを退けての受賞となった。
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「欧州ツアー年間ベストショットの受賞は大きな栄誉だね。あのショットは一生忘れないよ」とローリー。「僕に票を入れてくれた皆にお礼を言うよ。2016年もすばらしいシーズンを楽しみにしている。来週、マレーシアでの『ユーラシアカップ』で欧州を代表して競技ゴルフをプレーするのが待ち切れないね」。
28歳の彼にWGC初制覇をもたらすことになったくだんのショットは、確実にローリーにとって昨年で最も重要なショットであり、恐らくはこれまでのキャリアでも最重要のショットだったかもしれない。1打差の首位で最終ホールを迎えた彼は、ティショットを引っ張って左のラフへ打ち込んでしまったのである。そこからピンまでは残り127ヤードだったが、ローリーの行く手には山盛りのトラブルが待ち構えていた。
「実のところ、あれはおぞましいライだったんだ」とローリー。
「(ボールはラフの)穴に落ち込んでいたんだ。誰かがボールの上に乗ったような感じだったけれど、あそこはギャラリーが歩いていた場所だったからね。それで僕は(キャディの)ダーモットに言ったんだ。サンドウェッジで打って、グリーンの手前まで運ぼうと思うとね。少し低めに引っ張ってしまい、ボールは木々の中へ向かって行ったんだ」
「あとはご存知の通りさ」