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2016年 ツワネオープン
期間:02/11〜02/14 場所:プレトリアCC(南アフリカ)

地元大会での連覇を狙うクッツェー

南アフリカで開催されるヨーロピアンツアーの大会としては、今季5戦目にして最終戦となる「ツワネオープン」では、ディフェンディングチャンピオンのジョージ・クッツェー、そしてメジャー王者のシャール・シュワルツェルといった地元勢が覇権を目指してプレーすることになる。

昨年クッツェーは自身がゴルフを学んだコースであり、現在は所属プロとなっているプレトリアCCのゲーリー・プレーヤー・グループ設計のチャンピオンシップコースにて、感動的な勝利を成し遂げた。

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その勝利は彼にとって2014年の「ヨハネスブルグオープン」に続く地元南アフリカでのヨーロピアンツアー2勝目となったわけだが、開催コースとの密接な関係もあり、彼はその2勝目をより大事にしている。

「あそこは僕が育った場所なんだ。あそこは初めて大会でプレーした場所でもあるので、昨年の優勝で夢が現実になったんだ。あそこはホームコースだし、良い思い出がたくさんあるから、多分僕は誰よりもコースのことを良く知っていると思うよ」とクッツェー。

「でも優勝するにはすごく良いプレーしないといけないけれどね。コースを知っていることで、他の選手よりは有利な状況ではあるけれど、ツアーの水準はとても高いので、ただコースを知悉しているだけでは十分じゃないんだ。ただ、考えさせるコースではあるので、プレー経験者の方がわずかながらアドバンテージを握っているのは事実だね」。

「前回プレーしたときは最高のコンディションだったので、皆コースに感銘を受けるのは確かなところだと思うよ」。

「自分のプレーが良いのは分かっているし、それにより大会へ向けて興奮の度合いは高まっている。ここ3週間、ショットはとても良いのだけど、精神的には自分が望むほどの鋭さがないんだ。もしかしたら、長いこと本当の好スコアを出していないからかもしれないね。然るべき思考ができれば、優勝のチャンスは十分にあるはずさ」。

連覇へ向け更なる刺激が必要であるならば、クッツェーは自身が7位タイに入った2週間前の「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で友人のブランデン・グレースがタイトル防衛を果たしたことを発奮材料とすることができる。

クッツェーのタイトル防衛へ向け、一番の脅威となるのは、今回で「ツワネオープン」は初出場となる同胞のシュワルツェル。

シュワルツェルは11月の「アルフレッド・ダンヒル選手権」で4勝目を挙げるなど、ヨーロピアンツアーでは直近の3大会全てでトップ10入りを果たしている。

レパードクリークで4打差の勝利を飾ったことにより、2011年の「マスターズ」王者は10度目のヨーロピアンツアー制覇を果たしたわけだが、驚くべきことに、このうち7勝は地元で挙げているのである。

シュワルツェル同様、既に2016年シーズンのヨーロピアンツアー国際スケジュールで勝利を挙げている2選手を含む、3人の将来有望な南アフリカ人選手が今大会のフィールドには名を連ねている。

親友同士のブランドン・ストーンヘイドン・ポルテウスは、それぞれ今季の「BMW南アフリカオープン」と「ヨハネスブルグオープン」を制覇し、共にヨーロピアンツアー初優勝を飾っている。

南アフリカで将来を嘱望されるもう一人の若手であるザンデル・ロンバルドも、今週、ウォータークルーフでティアップする。2014年の「全英アマチュア選手権」で2位に入った21歳の彼は、「ヨハネスブルグオープン」ではポルテウスに次ぐ2位に入っており、「オーストラリアPGA選手権」は4位、そして「BMW南アフリカオープン」は12位タイと目下好調波に乗っている選手の一人である。

そのロンバルドを下してロイヤルポートラッシュで「全英アマチュア選手権」を制覇し、現在はプロとしてのキャリヤを積み始めたブラッドリー・ニールは、スポンサー招待枠で今大会に出場することとなった。

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