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2016年 メイバンク選手権マレーシア
期間:02/18〜02/21 場所:ロイヤルセランゴールGC(マレーシア)

再現なるか トラブルをマレーシアで成功に変えたウーストハイゼン

自身のショット、そして移動の際のフライトと、ここのところは何れも飛行に関する災難に悩まされたルイ・ウーストハイゼン。それでも今週の「メイバンク選手権マレーシア」では、開催地であるクアラルンプールとの蜜月関係を継続させたいと願っている。

ウーストハイゼンはニューヨークとドバイでフライトに遅延が生じた関係で、自宅のあるフロリダからマレーシアの首都への移動に36時間余分にかかり、火曜のプロアマの欠場を余儀なくされた。

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しかし彼はドバイ、そしてカタールと、ヨーロピアンツアーでは出場したここ2戦でショットに悩んでいただけに、この遅延により、その名高いスイングを取り戻すために思案を巡らす時間をたっぷりと取ることができたのは不幸中の幸いと言えるかもしれない。

前回ここを訪れた2012年にも苦心の旅路を経てクアラルンプールへと辿り着いたのだが、その際は「メイバンクマレーシアオープン」のタイトルを手にこの地を後にしたという事実も少なからず慰めになるだろう。「正直言って、こうして起きていることさえつらいんだ!日曜の午前4時50分に家を出たのに、ニューヨークとドバイで遅れて、きょう(火曜)の朝9時になって、ようやくここに着いたんだよ。でも、まあ、これは良くあることで、僕らくらい移動していると、たまにこうした災難に遭うのは避けられないからね」とウーストハイゼン。

「丸一日休めるし、眠ることもできるから、明日までには準備を整えておきたいね」。「これが吉兆であることを願うよ。(マレーシアで優勝した)4年前も(『マスターズ』でのバッバ・ワトソンとの)プレーオフで試合時間が長引き、日曜にはオーガスタを出発することができず、結局水曜になるまでここに来ることができなかったんだ。だから、少なくとも今回は24時間余分に準備に充てられる時間があるということさ」。

彼は「オメガドバイデザートクラシック」で自身のリズムでスイングすることに苦しみ、2日間を「73」、「74」でラウンドして今季2度目の予選落ちを喫した。スイングのドクターがいるなら、世界21位の彼に1日練習レンジで過ごすよう命じていたことだろう。

同大会では、金曜のフロントナインで叩いた2つのダブルボギーにより週末への望みが絶たれたのだが、ウーストハイゼンはバックナインで3つのバーディを奪って盛り返したことを前向きにとらえている。

「カタールでは金曜に少し自分のリズムを失ってしまったんだ。自分の弾道が打てずに苦労したのだけど、風が強いときにはそれだけは起こって欲しくないものだからね。ドバイでも初めの27ホールは同じだったんだ。自分の求める弾道が得られなくてね。でも金曜のバックナインでは良いショットが打てて、幾つかバーディを奪うことができ、だいぶ良いプレーができるようになったんだ。予選通過には十分ではなかったけれど、そこから多くを得ることができたね」とウーストハイゼン。

彼とは対照的に、ドバイで集団から飛び出たダニー・ウィレットは、通算19アンダーでヨーロピアンツアー通算4勝目を飾り、公式世界ゴルフランキングを13位に上げた。先週は休んで充電期間に充てたウィレットは、前回クアラルンプールを訪れた先月の「ユーラシアカップ」で欧州チームの勝利に貢献した成功の再現を願っている。

「『ユーラシアカップ』はすばらしい1週間だった。チームゴルフやマッチプレーをとても楽しんだし、チームの和は最高だったね。クアラルンプールはすばらしい街だし、僕はいつもここの再訪をエンジョイしているよ。これは新しい大会で、僕はこれまでこのコースではプレーしたことないけれど、新たな挑戦は常に胸躍る物だからね」とウィレット。

「僕らがツアーでプレーしている多くのコースとは少し違うね。フェアウェイが広いわけでも、特に距離があるわけでもないから、正確なショットが必要とされる。ドライバーを正確に飛ばしてフェアウェイをとらえないといけない。というのも、週末へ向けグリーンが硬くなるのは確かなところだから、ボールを止めにくくなる。だからとても昔気質のコースと言えるけれど、今週はそれなりの楽しさもあるのは間違いないね。いつだって変化は良いものだし、僕はそれを楽しみにしているよ」。

ロイヤルセランゴールGCでの初めの2日間を同組でラウンドすることになったウィレットとウーストハイゼン。もう一人の「メイバンクマレーシアオープン」優勝経験者であるトンチャイ・ジェイディーもこの組でプレーすることになった。

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