ウーストハイゼンが首位で最終日へ 川村昌弘は20位
2016年 ISPS HANDA パースインターナショナル
期間:02/25〜02/28 場所:レイクカリーニャップCC(オーストラリア)
ラムフォードがパースで首位タイに
「ISPS HANDAパースインターナショナル」は2日目に生彩を放ち「65」をマークした地元人気のブレット・ラムフォードが36ホール終了時点で首位タイに立つ展開となった。背後には世界21位のルイ・ウーストハイゼンがピタリとつけている。
8バーディを奪うチャージをかけたパース出身のラムフォードは、通算11アンダーとして首位のピーター・ユーラインと並んだ。「64」と輝かしいラウンドを展開したウーストハイゼンが、わずか1打差につけている。
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南アフリカ出身のウーストハイゼンは12番からの6ホールで5つのバーディを奪い、最終ホールで短いパットを決めればレイクカリーニャップのコースレコードと並ぶところだったが、これを外して2位に甘んじる格好となった。
風の強いコンディションとなった初日に見事「65」をマークして首位で金曜のラウンド迎えたユーラインは、またしても風が強まる中、2日目は「68」でラウンドした。
しかし、午後に入ると風が弱まったため、ラムフォードとウーストハイゼンが極上のショーを披露し、地元出身のラムフォードはバーディを奪うたびに地元のギャラリーを大いに沸かせた。
「タフだった。本当にタフだったね」とラムフォード。「スタートした時点では風はそこまで吹いていなかったのだけど、10番辺りから少し強くなり始めたので、バックナインは面白いことになったね」。
「終盤は集中力が少し萎えてしまったけれど、寄せワンや長いパットが決まったりしたから、全体的にはとても満足している」
「今日は我慢の一日で、集中力が何よりも大切だったし、このゴルフコースはそういうプレッシャーをかけてくるんだよ」
38歳のラムフィードは、昨年、小腸を30センチほど摘出する手術を受けたため、シーズン後半の大部分を欠場せざるを得なかったが、今季は欧州ツアー6勝目へ向け歩を進める順調なスタートを切った。
6番でグリーン右から見事なチップインを決めてこの日スコアを3アンダーとしたラムフォードは、11番でもバーディを奪って二桁アンダーに載せた。12番ではティショットをプッシュしてこの日唯一のボギーを叩くも、14番では6メートルのバーディパットを沈め、続く15番ではバンカーからの寄せワンでバーディを奪ってユーラインに並んだ。
早い時間帯にラウンドした米国出身のユーラインは、最近発症した手首の怪我の影響を全く感じさせないラウンドを展開し、最後は立て続けに長いパットを沈める2連続バーディでこの日のラウンドを締め括った。
2010年の「全英オープン」王者であるウーストハイゼンは、序盤に3つのバーディを奪うと、その後は7ホール連続パーとするも、12番で3メートルのバーディパットを沈めてがぜん勢いに乗り、その後は午後の主役の座を奪うゴルフを披露した。
ロングドライブを見せた13番と14番でバーディを奪ったウーストハイゼンは、続く15番でパー5の利を生かして4連続バーディとした。17番で9メートルのバーディパットを沈めたウーストハイゼンはスコアを二桁アンダーに乗せると、最後は1メートル弱のパットを外してこの日のラウンドを終えた。
通算9アンダーの4位には2日目「68」の豪州出身のレイン・ギブソンがつけた。同胞のジェイソン・スクリベナーが2日目を「67」として、さらに1打差で追う。同じく2日目を「67」としたフランスのアレクサンダー・レビは通算7アンダー、そしてその1打後方にはシンガポールのマーダン・ママットがつけている。