ガルシア財団が大会をサポート マスターズ帰国組も参戦
2016年 スペインオープン
期間:04/14〜04/17 場所:レアル・クラブ・バルデラマ(スペイン)
「スペインオープン」開催 バルデラマで注目の3人
我々(欧州ツアー)のデータ専門家が選ぶ今週の「スペインオープン」で注目すべき3選手をここに紹介しよう。
欧州ツアーは今週の「スペインオープン」でいよいよ今シーズン初めて欧州大陸への上陸を果たすことになる。
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我々は先週の「マスターズ」を前にダニー・ウィレットを優勝候補の1人に推したわけだが、今週も歴史的な大会で優勝する選手を的中させることができるだろうか。
本命:ソレン・ケルドセン
先週のオーガスタで、メジャーではキャリアで2番目に良い成績を収めたソレン・ケルドセンが絶好調のまま、揺るぎない自信とともに相性の良いバルデラマの大会に帰って来る。40歳のケルドセンは、ジョージアの地で優勝したウィレットからわずか5打差の7位タイに入ったことにより、公式世界ゴルフランキングを4つ上げ、世界41位で今週の大会を迎える。
また、ケルドセンはやり甲斐のあるサンロケのレイアウトにたくさん良い思い出を持っている。この「ライダーカップ」開催コースでもあるバルデラマにおいて、直近4大会でケルドセンは優勝1回(2008年の「ボルボマスターズ」)、2位が2回(2007年の「ボルボマスターズ」と2010年の「アンダルシアマスターズ」)と、好成績を収めているのである。好調とコースの知識という組み合わせは、今週のケルドセンにとって勝利のコンビネーションとなるかもしれない。
対抗馬:ユースト・ラウテン
ユースト・ラウテンのようにすばらしい形でシーズンのスタートを切った選手であれば、良い心持ちでかつて自分が輝きを放ったコースを再訪することになるだろう。このオランダ人選手が現在最も調子の良い選手の1人であるのは紛れもない事実であり、彼は今季出場した7大会でトップ15入りを果たせなかったのはわずか1回のみで、その間、4度のトップ10入りを果たしているのである。中でも「アブダビHSBCゴルフ選手権」で5位タイ、そして「オメガドバイデザートクラシック」で8位タイと、ラウテンはデザートスイングで好結果を残している。彼は最後に出場した2014年の「スペインオープン」で4位に入っており、バルデラマで開催された2010年の「アンダルシアマスターズ」では5位に入っている。2014年以来の優勝を狙うラウテンにとって、バルデラマは打ってつけの場所といえるだろう。
大穴:ホルヘ・カンピージョ
直近の3大会で2度のトップ10入りを果たしているホルヘ・カンピージョは、勢いそのままに母国スペインでの欧州ツアー初制覇を目指している。29歳のカンピージョは、2月の「メイバンク選手権マレーシア」で初日「65」をマークするなど4位タイに入っており、タイトなレイアウトで有名なデリーGCで開催された「ヒーローインディアンオープン」で10位タイに入る好パフォーマンスを見せている。カンピージョはこの大会が近隣のカセレスで開催された折りに好成績を残しているだけに、彼は自身のナショナルオープンとの相性の良さを今大会での好成績に還元できるかもしれない。彼は昨年、レアルクラブデゴルフエルプラトで7位に入ったほか、その3年前も同コースで5位に入っている。ツアー初優勝へ向け、スペイン屈指の名門コースでプレーするという事実が、彼の必要とするインスピレーションの源となるかもしれない。