ビェルレガードとアギラーが首位Tに並んで最終日へ
2016年 ボルボ中国オープン
期間:04/28〜05/01 場所:トップウィンゴルフ&CC(中国)
日没サスペンデッドの北京でアギラーが奪取
トップウィンG&CC付近に発令された落雷注意報による中断のため、日没サスペンデッドとなった「ボルボ中国オープン」2日目は、フェリペ・アギラーが1打差の暫定首位に躍り出る展開となった。
午前中にスタートしたチリのアギラーは2日目を「65」でラウンドし、通算11アンダーとして首位に立ったが、雷雲が発達したことにより午後3時50分にプレーの中断が告げられたため、午後一番早い時間帯にスタートした組でさえ、残り3ホールが明日へ持ち越しとなった。
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第2ラウンドは土曜の午前6時45分に再開されることとなり、第3ラウンドの開始は午前10時以降へずれ込むこととなった。
アギラーはノーボギーの「65」で2日目をラウンドしたことにより、アレックス・ノレンとベルント・ヴィースベルガーに1打差をつける単独首位に立った。通算9アンダーにはこの日のラウンドを終えたルーカス・ビェルレガード、ティレル・ハットン、そして金台動がつけている。
初日首位のヘニー・オットーも通算9アンダーの4位タイにつけているが、こちらは4ホールを残しており、2日目を5アンダーでラウンド中のマルセル・シームも同じく通算9アンダーとしているが、こちらは5ホールを翌日に持ち越すこととなった。
先週の深センでは予選通過を果たしたアギラーだったが、それまでは6大会連続で予選落ちを喫しており、冬場に参加したトライアスロンにより体に疲労を感じていたことを認めた。
「年の始めは不安定だった」とアギラー。「パットはとても良かったのだけど、普段はしないようなショットのミスをしていたので、1、2打の差で何度か予選落ちしてしまった。今となっては、トライアスロンに参加したらフィットネスを取り戻すのに苦労するかもしれない、と言ったドクターを信用するしかないみたいだね」。
「ドクターたちは、2カ月ほどは苦労するだろうと言っていたけど、実際にそうなったんだ。このスポーツで2カ月は長いからね。回復途中はあまり運動をしていなかったのだけど、最近は良く体を動かしているので、それが奏功してくれればいいね」。
4番と8番でバーディを奪い、前半を「34」としたアギラーは、後半、更に精彩を放ち、10番、11番、14番、16番、そして18番とバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。
「きょうはソリッドなプレーができた。全部パーオンしたんじゃないかな」とアギラー。
「この始めの2ラウンドはとても安定したプレーができたのですごく満足している。今年はタフなスタートとなったけれど、これが僕にとって好転のきっかけとなればいいね」。
「いくつか酷いショットもあったけれど、そんなときもグリーンの正しい方に乗せることができたんだ」。
スウェーデンのノレンは、13番、15番、1番、3番、そして6番でバーディを奪い、2日連続でノーボギーの「67」をマーク。一方、こちらも10番スタートとなったオーストリアのヴィースベルガーは、イーブンパーの「36」で前半を回ると、1番、5番、そして6番でバーディを奪い、「69」で2日目をラウンドした。
韓国の金は177ヤードの13番を7番アイアンの一振りでホールアウトし、今大会2つ目のホールインワンを達成。この他は7バーディ、1ボギーとして、2日目を「64」で回った。
デンマークのビェルレガードはノーボギーの「67」、そしてイングランドのハットンは7バーディ、2ボギーの「67」で2日目をラウンドした。
ドイツのマキシミリアン・キーファーは2日目を「66」として通算8アンダーの9位タイにつけており、2日目を「67」とした地元期待の李昊桐も同じく通算8アンダーで週末を迎える。
この1打後方には、いずれも2日目のラウンドを終了したゲーリー・ボイド、ニコラス・コルサーツ、ホルヘ・カンピージョ、アレクサンダー・レビ、そしてトービヨン・オルセンがつけており、後半をラウンド中にプレーを切り上げたグレゴリー・ボーディ、リチャード・ブランド、ピーター・ハンソン、グレゴリー・アブレ、そしてファブリシオ・サノッティも通算7アンダーの位置につけている。