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荒天のザKクラブでマキロイが暫定首位に浮上

荒天による中断のあった「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」3日目は、ホームイベントでの初優勝を目指すロリー・マキロイが首位に躍り出る展開となった。

北アイルランドのマキロイは「マスターズ」王者のダニー・ウィレットに3打差をつけ、首位で日曜を迎えることとなったが、この日は荒天により合計4時間近くの中断があったため、この2人は日曜の朝に第3ラウンドの残り3ホールを終えなければならない。

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マキロイは途中で日没サスペンデッドとなったこの日を2アンダーでラウンドし、通算9アンダーとして首位に立った。一方、同じく16番ティでこの日のプレーが打ち止めとなったウィレットは3ボギー、1アンダーのラウンドとなった。

イングランドのウィレットは、4月上旬の「マスターズ」でセンセーショナルな優勝を飾って以来のヨーロピアンツアー出場となり、今週のザKクラブで、全ての視線は、出場選手中もっとも世界ランクの高い2人に注がれることとなった。

その状況は日曜も続くことになるかもしれないが、スコットランドのラッセル・ノックスが3日目を「70」で回り、通算5アンダーのクラブハウスターゲットを設定するなど、2人の後ろには有力選手たちで形成される後続集団の足跡も迫っている。

16番をプレー中にホーンを聞いた南アフリカのリチャード・スターンも通算5アンダーにつけており、17番でこの日のプレーを切り上げたイングランドのティレル・ハットンはその1打後方につけている。

今週、マキロイはアイルランドの地でトロフィーを掲げる願望について語り続けており、上位で予選突破を果たすことで、過去3年連続して予選落ちを喫していた悪い流れを断ち切った。

「今日はとにかく我慢をして、余りミスを犯さないよう努めるべき一日だったし、自分でもそのようにプレーしたいと言っていたんだ」とマキロイ。

「15ホール回ってボギーなしは上出来だね。いくつかスコアを伸ばすチャンスをふいにした気はするけれど、3打差の首位で明日を迎えられるのだから文句は言えないね」。

「自分のゴルフは、フェアウェイを捕らえ、グリーンに乗せ、チャンスを作り続けるのに十分な状態にあると感じている」。

「いくつかパットを沈めることができれば、明日はきっちり仕事を仕上げられるはずさ」。

ウィレットがティショットを右へ曲げた2番でボギーを叩いたことにより、首位はマキロイと、首位タイで3日目を出たマーク・ウォーレンとの三つ巴となったが、ウォーレンはこの後、バーディ1つに対し、ボギーを5つ叩いて後退した。

その後、マキロイがパー5の4番でバーディを奪って単独首位に躍り出るも、ウィレットも同じく8番でバーディを奪い、再び2人が首位を分け合う展開となった。

ウィレットは6番でティショットを右に曲げてトラブルに陥るも、このホールは何とか寄せワンからのボギーで凌いだが、続く7番ではティショットがウォーターハザードに捕まり、2ホール連続でボギーとした。

プレーはマキロイが10番グリーンでプレーしている際にサスペンデッドとなったが、2時間18分の中断を経てプレーが再開されると、マキロイは1メートルのバーディパットを沈めてリードを3打差に広げた。

スターンは初めのホーンが鳴らされた時点では、この日のスコアを1オーバーとするも、再開後、11番でバーディを奪って勢いを取り戻すと、12番ではすばらしいロングパットを沈めて首位との差を4ストロークまで縮めた。

ノックスは、再び1時間31分にわたってプレーが中断された後、16番でボールが水際の岩に跳ねてグリーンに乗る幸運を味方につけ、このホールをバーディをとしてスターンに並んだ。2度の中断を挟んでプレーは再開されたが、キルデアでは雨が強まるなか日没が近づき視界不良となったため、第3ラウンドの完遂は大会4日目に持ち越されることとなった。

フランスのグレゴリー・ボーディロマン・ワッテル、スペインのラファ・カブレラベローホルヘ・カンピージョ、そしてウェールズのブラッドリー・ドレッジはいずれも第3ラウンドを回り切り、通算3アンダーの6位タイにつけている。

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2016年 アイルランドオープンbyロリーファウンデーション



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