スウェーデン開催、ステンソンらが母国V狙う
2016年 ノルデアマスターズ
期間:06/02〜06/05 場所:ブロホーフスロットGC(スウェーデン)
ノルデアマスターズの知っておくべきアラカルト
次なる目的地はスウェーデン。ということで、europeantour.comでは「ノルデアマスターズ」について貴方の知っておくべき全ての情報をここに開示する。
2015年大会を振り返る
昨年の「ノルデアマスターズ」は、2011年にもこの大会を制しているアレックス・ノレンがPGAスウェーデンナショナルで圧巻のパフォーマンスを披露し、大会2勝目を挙げた。これはノレンにとって2011年以来となるヨーロピアンツアー4勝目であり、両手首の腱の負傷による1年間のフラストレーションを吹き飛ばす勝利となった。
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最終日を「71」でラウンドしたノレンは4打差で勝利を飾ったのだが、彼が2011年の「ノルデアマスターズ」を制した際は、今年の開催コースでもあるブロホーフスロットで2位に8打差をつけている。
10代のアマチュア、マーカス・キンハルトは2015年大会における最高のストーリーの一つだ。最終的には大会を33位タイで終えたが、36ホール終了時点では首位に立っていたのである。昨年はソレン・ケルドセンによる好パフォーマンスも目を引き、前週の「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」で6年振りのツアー制覇を果たした彼は、この大会を2位で終えた。
一口サイズの大会史
大会は、ストックホルムのドロットニングホルムGKで開催された1991年以来、毎年ヨーロピアンツアーの国際スケジュールに組み込まれており、これまで7つのコースが「ノルデアマスターズ」の開催地となってきた。これまでこの大会では、今年大会復帰を果たすリー・ウェストウッド、コリン・モンゴメリーの2人が3勝を挙げている。
その他にも、サー・ニック・ファルド(1992年)、かつての世界ナンバーワンであるルーク・ドナルド(2004年)とアダム・スコット(2003年)、「全米オープン」王者のグレーム・マクドウェル(2002年)といったそうそうたる顔ぶれが過去の優勝者リストに名を連ねている。
昨年のノレンによる優勝はスウェーデン人選手による7回目の大会制覇であり、2011年にノレンがこの大会初優勝を飾る前は、イェスパー・パーネビック(1995年と1998年)、ヨアキム・ハーグマン(1997年)、ピーター・ハンソン(2008年)、リチャード・S・ジョンソン(2010年)が母国制覇を果たしている。
2016年大会のフィールド
世界6位のヘンリック・ステンソンが、地元の大会で今季初となる欧州大陸開催のヨーロピアンツアー出場を果たす。40歳のステンソンは2004年と2005年にこの大会で2位に入っているほか、2014年は5位に入っている。
地元での優勝が期待されるロバート・カールソンもフィールドに名を連ねており、ノレン、ハンソン、昨年11月に中国でヨーロピアンツアーにおける大躍進を遂げたクリストファー・ブロバーグも大会出場を果たす。
昨年、Qスクールのファイナルステージを経てヨーロピアンツアーのシード権を獲得し、その後、プロへ転向したキンハルトも出場者リストに入っており、地元でのさらなる成功を目指すことになる。
コース
2007年に開場したブロホーフスロットのスタジアムコースは、スウェーデンのゴルフコース100選で堂々のナンバーワンにランク付けされており、欧州全体でも14位にランクインしている。
設計者のロバート・トレント・ジョーンズJr.は「ブロホーフは全てが大きいんだ。各ホールは大きいし、グリーンも大きく、多くのウォーターハザードがあり、バンカーも大きくて良く配置されている」と述べた。
全長7511ヤードの威容を誇る同コースだが、このパー72のレイアウトにおける優勝スコアは好スコアとなる傾向にあり、2014年にミッコ・イロネンが通算21アンダーで大会を制しているほか、2013年にはリー・ウェストウッドが通算19アンダーでトロフィーを掲げている。
「63」(9アンダー)のコースレコードは、ノレンとイロネン(ともに2011年に記録)、ピーター・ホワイトフォード(2013年に記録)の3人が保持している。