2012年大会覇者で、オーストリア出身のベルント・ヴィースベルガー

ベルント・ヴィースベルガーは母国へ帰ることにより、「ライオネスオープン」で完全復調のきっかけを掴むことができればと考えている。

オーストリア出身の30歳は、2012年にこのナショナルオープンのタイトルを獲っており、ダイアモンドCCでの大会ではこれまで5回の出場でトップ14入りを逃したのは1度しかなく、今季の「レース・トゥ・ドバイ」ではこれまで9大会に出場し、いずれの大会でも予選通過を果たしている。

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しかし、ヨーロピアンツアー3勝の彼は、その9大会のなかで13位を上回る成績は残せておらず、今週はその流れを変えたいと願っている。

「地元の大会にはフレッシュな状態で臨みたかったので、ウィーンで何日か休みを取ったんだ」とヴィースベルガー。

「先週の火曜にはここで18ホール回って、コースがどんな感じなのか見ることができた。先週はそれを家に持ち帰って、コーチと共に練習に活かすことができたんだ」。

「その数日間は、これから続く多くの大会に備える上で、良い感じにリラックスすることができたね」。

「先週はスウェーデン人選手たち、そしてウェントワースではイングランド人選手たちがそうだったけれど、誰だって地元ギャラリーや、家族、それに友人たちの前でプレーしたいからね。今週は僕の家族や友人たちも大勢やって来るから、ホームイベントだという事実に加え、更なるモチベーション源になるね」。

「（皆の前でのプレーを）楽しみにしているよ。天気は良さそうだし、コースは良いコンディションにあるから、良い大会へ向けた準備は万端整ったね」。

来週、オークモントCCでの「全米オープン」が控えているヴィースベルガーにとって、この大会初日は重要な2週間の幕開けとなる。

世界47位のヴィースベルガーはアッツェンブルークで、メジャーへ向けた有益な準備を楽しむ心意気だ。

「全米オープンはとても楽しみにしているんだ」とヴィースベルガー。「伝統的な全米オープンのコースでプレーするのは初めてみたいなものだからね。パインハーストではプレーしたけど、1999年やマイケル・キャンベルが優勝した2005年のときとは、だいぶ様相が変わっていたからね。僕らがプレーしたときはそんなにラフがなかったんだよ」。

「昨年のチェンバーズベイも深いラフはなかったから、今年はタイトなフェアウェイを初めて経験することになるんだ。硬いグリーンに深いラフとなると、全く新しい経験になるね」。

「今週、ここのプロモーターやコースディレクターは、そういうような方向性で行こうと決定したんじゃないかと思うんだ。ランが出つつ、ここのところの雨で伸びた深いラフが合わさったゴルフコースを提示しようとね」。

「だから、僕の焦点は今週の大会に絞られてはいるのだけど、同時にこれはオークモントへ向けたすばらしい準備にもなるんだ。僕はあそこでタフなバトルを予想しているけれど、そういうコースは僕のゴルフにピッタリと合ってるからね」。