第100回フランスオープンの知っておくべきアラカルト
2016年 第100回フランスオープン
期間:06/30〜07/03 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
パリでの巻き返しを期すマキロイ
ロリー・マキロイは「全米オープン」での予選落ちの痛みを発奮材料に、第100回「フランスオープン」での成功をつかみ取ろうと目論んでいる。
北アイルランドのマキロイはオークモントCCでの2日間を「77」「71」でラウンドし、メジャーではキャリア5回目の予選落ちを喫したが、今季はその「全米オープン」以外、全ての大会でトップ10入りを果たすなど好調を維持している。
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ペンシルベニアへ行く4週間前には「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」で優勝しているが、メジャー4勝のマキロイは自身のハードルを上げ、ゴルフに磨きをかけるよう練習に励んでいることを認めた。
「挫折は学習と成長と前進のために利用しないといけないんだ」とマキロイ。「『全米オープン』で予選落ちし、メジャー制覇の機会をうっちゃってしまったのはとても残念だった」。
「でも同時に、僕はいくつかのことに対してアグレッシブでなければならなかったし(あの予選落ちは)単に自分を精査し、いくつか必要な部分に変更を加える上で、起こるべくして起こったというような気もするんだ。僕はいくつか課題を持ってプレーしていたし、とにかくいくつかのことについて、一から練り直さなければならなかったんだ」
「これまで、いつだって挫折を上手い具合に利用できていたと思う。常に過ちから学んできたし、挫折することがあると、大体そこから良い感じで立ち直ってきたのは、僕のキャリアにおけるすばらしい点だと思うよ。今回だってこれまで通りうまくいくはずさ」
「結局のところ、それが僕のやろうとしていることなんだ。失望を前進するための燃料とし、スイングやプレーの仕方が自分の望むレベルに達し、良い夏を送ることができればと思っている」
今週、マキロイは2010年以来となる「フランスオープン」出場を果たす。前回出場した際、マキロイは、ミゲル・アンヘル・ヒメネスがアレハンドロ・カニサレスとフランチェスコ・モリナリを下した三つどもえのプレーオフにわずか1打届かなかった。
ル・ゴルフ・ナショナルは2018年の「ライダーカップ」の舞台でもあり、マキロイはパリのコースを再び習熟する機会を楽しみにしている。
「フランスに帰ってこられて嬉しいよ」とマキロイ。「ずいぶん前から再訪したいと思っていたのだけど、これは記念すべき100周年だし、それにここでの『ライダーカップ』へもあと2年しかないからね。ここ来て大会やヨーロピアンツアーをサポートし、その上で2年後へ向け、コースを知悉する上での良い機会だと思ったんだ」。
「それに、前回ここでプレーした時は、プレーオフまであとたったの1打だったからね」
「ここでは良い感じでプレーできていたし、今週もそれが続けばと思っているよ」
「ティショットを然るべき場所へ打って行くのが重要だね。ラフがどれほど深いのか分からないけれど、ここ数カ月のこの辺の雨量から考えると、とても深いのではないかと想像しているよ」