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2016年 第100回フランスオープン
期間:06/30〜07/03 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)

ジェイディーがパリで余裕の勝利

トンチャイ・ジェイディーが余裕を持って第100回「フランスオープン」を制し、ヨーロピアンツアー8勝目を挙げた。

タイのジェイディーはル・ゴルフ・ナショナルでの週末に安定感のお手本とも言えるゴルフを展開し、連日「68」をマーク。39ホールにわたりノーボギーを貫くゴルフで通算11アンダーとして、最終日にこの日ベストの「66」をマークしたイタリアのフランチェスコ・モリナリに4打差をつけて勝利した。

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世界4位のロリー・マキロイは最終日を「71」でラウンドし、通算6アンダーの3位で大会を終えた。トップ12入りしたブランドン・ストーンアレックス・ノレン、カラム・シンクウィンは「全英オープン」の出場権をつかみ取った。

ジェイディーの勝利により、今季はヨーロピアンツアー史上初めて同一シーズンにアジア人選手が7勝を挙げたシーズンとなった。ジェイディーはこの勝利により、2010年に優勝したミゲル・アンヘル・ヒメネスの保持していた「フランスオープン」の最年長優勝記録を58日更新した。

2打差の首位で最終日をスタートしたジェイディーは、後続による大したプレッシャーもない中、順調に差を広げ、5打差の独走態勢に入った。昨季ツアー最難関の最終ホールとなった18番こそボギーをたたいたが、余裕の勝利を遂げた。

「今週は家族も一緒だったのが嬉しいですし、ここで大会に勝てたのも嬉しいですね」とジェイディー。

「すばらしいコースであるのは分かっていました。ここへはもう何年も続けて来ていますし、特に今週ここで大会を制すことができたのは、私にとって特別なものとなりました」

「これは人生最大の優勝だと思います。このゴルフコースは私にとって素敵なコースですし、ここで勝てたことが嬉しいですね。本当に完璧です」

「たまには完璧な1週間がほしいものです。毎週というわけにはいきませんからね。今週はほとんどミスがなかったので、私にとっての完璧な1週間でした。ミスをしたとしても、レイアップして、その次に良いショットを打って挽回し、パーを獲ることができました」

モリナリは3番から4連続バーディを奪って序盤にチャージをかけた。一方、マルティン・カイマーは見事なティショットでピンそばに寄せた2番でバーディを奪うと、5番でもバーディを奪った。

ジェイディーは落ち着いたラウンドを展開し、フリンジからの3打目をタップイン圏内に寄せたパー5の3番でバーディを奪うと、2打目をピンそば1メートルに寄せた6番では4日間連続となるバーディを奪った。

モリナリが9番でボギーをたたいたことで後続と首位との差は5ストロークに広がったが、カイマーが8番で下りのバーディパットを沈め、9番での見事なパーセーブに続いて10番をバーディとしたことで、その差を再び4ストロークに縮めた。

しかし、ジェイディーが11番でバーディを奪ったのに対し、カイマーが12番、14番、15番をボギーとしたことで勝負は決し、モリナリが上がり2ホールをバーディとして2位に順位を上げた。

終盤は、12番、14番、15番、16番でバーディを奪ったアンディ・サリバンが3打差まで迫るも、17番でボギーを叩き、ジェイディーが15番でバーディを奪ったことで、残り3ホールで2位との差は再び5ストロークに広がった。

4位には最終日「67」のラファ・カブレラベローが入り、1打差の5位タイにはいずれも最終日を「70」でラウンドしたカイマー、ストーン、サリバンが続いた。

通算3アンダーの8位にはノレンが入り、シンクウィンとユースト・ラウテンが1打差でこれに続いた。上がり2ホールで連続ボギーをたたいたスターンは通算1アンダーとし、ロイヤルトゥルーン行きをすんでのところで逃す格好となった。

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