ミケルソン「69」の巻き返しで決勝Rへ ノレン首位
2016年 アバディーンアセットマネジメント スコットランドオープン
期間:07/07〜07/10 場所:キャッスル・スチュワートゴルフリンクス(スコットランド)
ノレンがキャッスル・スチュワートで首位に浮上
「アバディーンアセットマネジメントスコットランドオープン」は2日目を終え、キャッスル・スチュワートゴルフリンクスの後半を見事「31」でラウンドしたスウェーデンのアレックス・ノレンが単独首位で大会を折り返す展開となった。
10番から出たヨーロピアンツアー4勝のノレンは、12番で前半唯一のバーディを奪い、「35」として後半へ折り返した際は、クラブハウスリーダーのダニー・リーを4打差で追っていた。
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しかし、ノレンは2番、3番、6番、7番、そして8番でバーディを奪い、この日のベストスコアタイとなる「66」をマークし、通算8アンダーとしてインヴァーネスで単独首位に浮上した。
18歳のアマチュアとして「ジョニー・ウォーカークラシック」を制した2009年以来となる2度目のヨーロピアンツアー制覇を狙うリーもノーボギーの「66」をマークし、12番でイーグルを奪うなど、この日を「67」でラウンドしたイングランドのエディ・ペパレルと共に、通算7アンダーで2位タイにつけている。
2日目は好スコアが続出し、通算6アンダーの4位タイには、2010年にリーのヨーロピアンツアー最年少優勝記録を更新したイタリアのマッテオ・マナッセロ、南アフリカのブランデン・グレース、イングランドのリチャード・ブランド、そしてスペインのホルヘ・カンピージョがつけている。
この日は70切りがわずか2人に留まった木曜とは対照的な一日となったわけだが、2012年大会で3位に入ったノレンは、優勝するには週末に好スコアが求められると確信している。
「ここは好きなんだ」とノレン。「ここは本当にプレーするのが楽しいコースだからね。いくつかトリッキーなホールがあって、パー5では2オンを狙えるホールもある。今日は1オンが狙えるパー4が2ホールあったけれど、こういうのは僕らにとって楽しいものなんだ。大会によってはずっとタフなホールが続くところもあるけれど、ここはいい感じに混ざっているから好きだね」。
「週末はまだ何でも起こり得るけれど、楽しみにしているよ」。
「簡単ではなかったけど、良いショットを打つことができたね。プレーがどんどん良くなっていったんだ。 フロントナインは安定した感じで、上がり9ホールでエンジン全開になった」。
「プレーが波に乗ってバーディパットが入り始めるのはいつだって良いものだけど、今日はまさにそういう感じだったんだ」。
リーのラウンドは、今週開催予定だった米PGAツアーの「グリーンブライヤークラシック」を開催中止へと追いやった壊滅的被害を出した洪水で被災した人々には、朗報となった。
タイトル防衛の機会を失ったリーは、スコットランドでのプレーを選択したわけだが、彼はバーディを奪うごとに500米ドル、そしてイーグルを奪う毎に1000米ドルをウェストヴァージニアの洪水被害のために寄付することにしたのである。
「たくさんバーディを奪うことができて良かったです」とリー。「ウェストヴァージニア一帯での出来事は本当に不幸なことでした。わずかながら寄付をしているので、多くのバーディを奪うことができて良かったですし、次はイーグルを狙いたいですね」。