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2016年 イタリアオープン
期間:09/15〜09/18 場所:ミラノGC(イタリア)

雨中のイタリアオープン ペイズリーが暫定首位

豪雨と落雷の恐れにより早じまいとなった「イタリアオープン」2日目は、クリス・ペイズリーが1打差の暫定首位に浮上した。

GCミラノは木曜も同様の悪天候に見舞われ、約5時間のプレー時間が奪われたため、早い時間にスタートした多くの選手は、短い休憩を挟んで36ホールの長丁場を強いられることとなった。

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木曜は4ホールを終え、1アンダーとしたところでプレーを終えたペイズリーは、結局この日再開した第1ラウンドをノーボギーの「66」でラウンドし、前日暫定首位に立ったリカルド・カールバーグから2打差の好位置につけた。

彼は、午後にスタートした第2ラウンドでもノーボギーのゴルフを継続して展開し、13ホール終了時点で5バーディを奪い、通算10アンダーとして「マスターズ」王者のダニー・ウィレットに1打差をつけ、暫定首位に立った。

コースを濡らした豪雨のためプレーは午後3時36分に中断となり、その後、再開へ向けての努力は試みられたものの、落雷警報の発令によりこの日のプレーは終了となった。

第2ラウンドは土曜の朝7時半から再開されることとなり、カールバーグら第2ラウンドをスタートしていない選手たちがコースへと繰り出すことになる。

「とにかく、今晩どうなるか様子を見ることにします。夜を通して雨が降らず、週末は天気に恵まれるようであれば、我々は日曜の夜までに、予定通り4ラウンドを終えることができるでしょう」と大会ディレクターのデビッド・ウィリアムズ。

「しかし、それは物事がすんなり運んだ場合のことでして、これまでのところ、そうはいっておりません」

「我々は楽観的に構え、4ラウンドを終わらせるよう努めるべきでしょう。なんといっても、それが最重要事項ですから。とは言え、さらに雨が降り続くようでしたら難しいことになりますので、現実的でいる必要もあります」

クラブハウスリーダーのリチャード・グリーンは第2ラウンドを終えることができたわずか4人の選手のうちの一人。通算8アンダーでクリス・ハンソンアレクサンダー・レビと並んでおり、1打差でアンディ・サリバンとリカルド・カールバーグが続いている。

ペイズリーは1番と3番でバーディを奪うと、10番と12番でもスコアを伸ばし、13番では2打目をピンそば60センチにつけ、今週、初めて二桁アンダーに到達した選手となった。

「最高の気分だね」とペイズリー。「これまでのところ、僕にとって最高のシーズというわけではなかったので、ようやく良いゴルフができて良かったよ」。

「31ホール連続ノーボギーというのは大きなプラス要素だね。というのも、今季、僕はあまりに多くの馬鹿げたミスを犯していたから。第1ラウンドではスクランブリングが上手くいって、幾つか大きなパーセーブがあった。そして今日は、ショットが良くなり、いくつかすばらしいアイアンショットがあったね」

「だから、(中断で)引き上げるよう言われたときはちょっとショックだった。僕は調子の波に乗っていただけにね」

「とは言え条件は皆同じだからね。集中とエネルギーのレベルを高く保つことにベストを尽くすだけだけど、そんなに簡単じゃないんだよね」

2週間後の「ライダーカップ」へ向け最終調整を行うウィレットは、14番と17番でバーディを奪い、前半を「33」とすると、1番と3番でもバーディを奪った。

同じく、バックナインからスタートして前半を「33」としたレビは、1番から3連続バーディを奪うチャージで通算8アンダーとし、残り2ホールの時点でこの日のプレーを終えた。

豪州のグリーンは前半を「35」とすると、5ホールで3つのバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、17番でもバーディを奪って順位を上げた。

フロントナインを4バーディ、1ボギーとしたハンソンも通算8アンダーとし、この日は6ホールを残してプレーを終えた。

サリバンもウィレット同様、ミネソタ行きを控えた選手であり、第2ラウンドは14ホールを終了し、5バーディ、2ボギーとした。

通算6アンダーのグループには多くの選手がつけている。マシュー・フィッツパトリックマルティン・カイマー、そして地元人気のフランチェスコ・モリナリらだ。

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