昨年は首位→予選落ち ヴィースベルガーが暫定トップ
2016年 ポルシェ ヨーロピアンオープン
期間:09/22〜09/25 場所:バートグリースバッハゴルフリゾート(ドイツ)
バイエルンでヴィースベルガーが暫定首位「1年前は奇妙な週だった」
2016/09/23 10:26
2年連続で「ポルシェヨーロピアンオープン」で好スタートを切ったオーストリア出身のベルント・ヴィースベルガーは、予選落ちを喫した昨年の過ちは繰り返さないと誓った。
2015年大会では、初日を「64」としながらも、2日目に「76」を叩いた。彼はそのスコアを更に上回る「63」の8アンダーをこの木曜にマークし、イタリアのレナート・パラトーレに2打差をつけて暫定首位に立った。この日はバートグリースバッハゴルフリゾートを包んだ朝霧のため、スタート時間が3時間25分遅れた。
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このため、スタートの遅れた選手たちは、金曜の朝に第1ラウンドを終える必要があるが、今季初勝利を狙うヴィースベルガーは、そうした進行遅れに頭を悩ます必要はない。
ヴィースベルガーは、今季出場した全てのヨーロピアンツアーの大会で予選通過を果たしているが、前回出場した「KLMオープン」でユースト・ラウテンに次ぐ2位に入るまで、出場18回でトップ10入りはわずか2回だった。
バックナインからスタートしたヨーロピアンツアー3勝のヴィースベルガーは、11番、12番、13番、15番、そして17番でバーディを奪うも、1番でダブルボギーを叩いて一旦足踏みをした。
2番と3番で連続バーディを奪った30歳のヴィースベルガーは、4番でボギーを叩くも、6番でバーディを奪うと、パー5の8番では残り280ヤードの2打目を4.5メートルにつけてイーグルを奪い、続く9番では3メートルのバーディパットを沈めてこの日のラウンドを締め括った。
「去年は初日『64』だったから、昨年の記憶を払拭する上で最後のパットは何としても入れたかったんだ」とヴィースベルガー。「(昨年のことではなく)今日起こったことについて考えているんだ。プッシュし続けた今日のプレーのことをね。1年前は奇妙な週になったけれど、明日、あれと同じ過ちを繰り返さないのは確かだよ」。
「プレーは上々だったね。幾つかのショットが大きな代償となったのは、ちょっと驚きだったけどね。前半を良い形で終えながらも、1番でOBを出してしまったんだ。少し上手く行かない感じだったね」。
「でも、良いショットやパットが沢山あったし、今日のプレーには満足している。スコアカードには赤字(バーディ以上)が並んだからね。こういうラウンドはこれまでなかったと思う」。
パラトーレは前半を3バーディ、1ダブルボギーの「34」とすると、後半でエンジンが掛かり、10番でイーグルを奪うと、13番、14番、そして15番でバーディを奪ってスコアを伸ばした。
「今日はとても良い一日でした」とパラトーレ。「良いスタートが切れ、4ホール終えたところで2アンダーでした。その後、ダブルボギーを叩きましたが、それからのプレーは本当に良かったですし、特にパターが良かったですね」。
「このコースには沢山のチャンスがありますが、トリッキーなコースですので、ティショットを真っ直ぐ打たないといけません」。
ルーカス・ビェルレガード、ダニエル・イム、そしてスティーブ・ウェブスターは初日を5アンダーとし、ヴィースベルガーが終盤のチャージで急浮上するまでリーダーボードのトップで過ごしていた。
バックナインからスタートしたイングランドのウェブスターは、前半を「31」とすると、後半は1バーディ、1ボギーでプレーした。
一方、米国のイムは7番でボギーを叩くも、3番、5番、そして8番でバーディを奪って前半を「33」とすると、11番からの3連続バーディで順位を一気に上げた。イムは15番でもバーディを奪うも、最終ホールでボギーを叩いた。
デンマークのビェルレガードは1番と3番でバーディを奪うと、5番からの3連続バーディで首位タイに順位を上げた。その後、10番のボギーで後退するも、13番と15番でバーディを奪って盛り返したが、彼もイムと同様に最終ホールでボギーを叩いた。
同じく初日を5アンダーで回ったスウェーデンのミカエル・ヨンソンは、前半のバックナインを「35」とすると、1番から3連続バーディを奪い、上がり3ホールをバーディ、ボギー、バーディとしてこの日のプレーを終えた。
マシュー・サウスゲートは11ホールを終えて5バーディと、第1ラウンドをプレー中の選手では最も良い位置につけている。
リーダーボードは混戦模様となっており、既にプレーを終えた選手では12人が4アンダーのグループにつけている。