35ホールで17バーディ量産!フランスのレビが暫定首位
2016年 ポルシェ ヨーロピアンオープン
期間:09/22〜09/25 場所:バートグリースバッハゴルフリゾート(ドイツ)
故障明けレビのバーディラッシュ「楽しむ以外にすべきことがない」
2016/09/24 09:41
35ホールで17個のバーディを奪ったアレクサンダー・レビが、「ポルシェヨーロピアンオープン」2日目で6打差の暫定首位に立った。
手首の怪我により夏場の大会を棒に振ったフランスのレビだったが、9月初旬の復帰以降は好調を維持しており、ここバートグリースバッハゴルフリゾートでもすばらしいパフォーマンスを発揮している。
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濃い朝霧により、2日間で合計7時間のプレー時間が奪われるなか、第1ラウンドでレビは、9ホールで5つのバーディを奪い、9アンダーとして首位に躍り出た。
その後、第2ラウンドでは17ホールで8つのバーディを奪い通算17アンダーとし、残り1ホールを土曜の朝8時に再開することとなった。
通算11アンダーの2位タイには3ホールを残しているロバート・カールソン、そして同組でプレーするロス・フィッシャーがつけている。スウェーデンのカールソンは、第2ラウンドに入り、15ホールで9アンダーと猛烈なチャージをかけている。
来週の「ライダーカップ」へ向け、最終調整に入っている地元のマルティン・カイマーも通算11アンダーの2位タイにつけている。
金曜に第2ラウンドをスタートできなかった第二陣の選手たちは、土曜の朝に第2ラウンドをスタートし、第3ラウンドは土曜の午後に始まる見込みとなっている。
先週の「イタリアオープン」では最終日に最終組でプレーし、7位タイに入ったレビは、2014年の「ポルトガルマスターズ」以来となるヨーロピアンツアー3勝目を狙っている。
第2ラウンドに入り、3連続バーディでスタートした26歳のレビは、午前中の第1ラウンドでチップインした14番で4.5メートルのバーディパットを沈めて単独首位へと抜け出した。
パー3の17番ではピン側1メートルにつける見事なティショットからバーディを奪うと、後半出だしの1番でもバーディを奪ったレビは、続く2番ではティショットを2メートルにつけてバーディを奪い、パー3での圧倒的なプレーをここでも披露した。
3番では短いバーディパットを外したレビだったが、パー3の7番では再び見事なティショットからバーディを奪い、完全に主導権を握った。
「とても良かった」とレビ。「今朝、僕は楽しんで自分のプレーがしたいだけなんだと言っていたんだ。コース上ではキャディと一緒の時間を楽しんだよ。良いプレーができたし、こういう位置にいるのはいつだって良いものだよ」。
「今朝は、あがり2ホールでバーディを奪って良い感じで第1ラウンドを締め括り、続くラウンドは3連続バーディのスタートとなったんだ。良い方向に行っていると思うし、とにかく楽しんで、自分の仕事を全うすべくベストを尽くすよ」。
「楽しんですべきことをしたいんだ。今日みたいなプレーだと、単に楽しめるからね。とにかく楽しむこと以外にすべきことがないという感じにね」。
10番、11番、12番、14番、17番、そして18番でバーディを奪ったカールソンは前半を「30」でラウンド。その後、3番で長いイーグルパットを沈め、4番でティショットを3メートルにつけてバーディを奪ったところまでは、カールソンのラウンドが何か特別なものになる予感が漂ったが、5番で3パットのボギーを叩いたことで、勢いに陰りが見えた。
同じくスタートダッシュを決めたカイマーは、前半を「31」とした。その後、3番でもバーディを奪ったカイマーは、4番こそボギーとするも、5番と8番でバーディを奪って盛り返した。
第2ラウンドで安定感のお手本とも言うべきラウンドを見せたフィッシャーは、10番、12番、15番、17番、そして1番でバーディを奪った。
通算10アンダーには、それぞれ13ホールと10ホールを終えた南アフリカのジャン・ヒューゴと豪州のジェイソン・スクリブナーがつけており、1打差でクラブハウスリーダーのマシュー・サウスゲート、イ・スミン、そしてミカエル・ルンドベリが追う展開となっている。