F.モリナリ、S.ガルシアがトップで決勝ラウンドへ
2016年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/17〜11/20 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)
ステンソンが年間王者に向けて好位置をキープ
「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」は、ジュメイラゴルフエステーツでの白熱した2日目を終え、セルヒオ・ガルシアとフランチェスコ・モリナリが首位タイで並んで週末を迎える展開となった。
ともに初日首位のリー・ウェストウッドから1打差で2日目をスタートした2人は、ラウンド序盤で首位のウェストウッドを捉えると、その後は3人による接戦が繰り広げられた。3人ともラウンド終盤にスコアを伸ばして後続を引き離す展開となったが、それぞれ「67」でラウンドし、通算9アンダーとしたガルシアとモリナリがトップ。イングランドのウェストウッドが最終ホールでボギーを叩いたことで、1打差の2位で土曜のラウンドを迎えることになった。
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通算7アンダーには後半を「31」で回り、今週のベストタイとなる「66」をマークしたティレル・ハットン、ユースト・ラウテン、シャール・シュワルツェル、そしてベルント・ヴィースベルガーがつけている。
9月に母国のナショナルオープンを制したイタリアのモリナリは今季2勝目を狙う。一方、スペインのガルシアとウェストウッドは共に2014年以来となるヨーロピアンツアー制覇を狙っている。
「とても良い感じでクラブが振れているね」とガルシア。「良いショットをたくさん打ったよ。怪しげなパットもちらほらあったけれど、すごく良いパットも決めたんだ。全てにおいて満足しているよ。シーズン最終戦で優勝のチャンスがある位置につけているというのは良いものだからね。とにかく、引き続きこの2日間と同じプレーができるようにしたいと思うし、その上でどうなるかという感じだね」
「レース・トゥ・ドバイ」で首位を走るヘンリック・ステンソンは2日目を「69」でラウンドし、通算3アンダーと、このままいけば年間王者になる位置をキープした。同じく2日目を3アンダーでラウンドしたアレックス・ノレンはステンソンンの1打前方につけているが、彼が欧州ナンバーワンとなるには、最低でも2位に入った上で、ステンソンが後退する必要がある。
2日目「70」のダニー・ウィレットもステンソンと並ぶ通算3アンダーにつけており、ディフェンディングチャンピオンのロリー・マキロイは初日「75」と出遅れながらも、この日は「68」をマークし、ウィレットらの2打後方につけている。
一時は7人が首位で並ぶ展開となったが、ラウンド終盤に入り、3人合計するとヨーロピアンツアーでの勝利数が38勝となるガルシア、モリナリ、そしてウェストウッドがスコアを伸ばして後続を引き離した。
「ハッピーだね。今日も良い一日だったよ」とモリナリ。「もちろん大会はまだ2日目を終えた段階だけど、良いラウンドの後に再び良いラウンドを重ねることができて良かったよ。この段階では、とにかく同じことをやり続けるだけだし、明日も同じようなスコアになればと思っている」。
初日からノーボギーを継続しているオランダのラウテンは2日目を「69」とし、その1打後方にはニコラス・コルサーツとマシュー・フィッツパトリック、2打後方にはアン・ビョンフン、ビクトル・デュビッソン、ナチョ・エルビラ、そしてソレン・ケルドセンがつけている。