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パブロ・ララサバルと巡るアブダビGC

2017年の「アブダビHSBC選手権」を目前に控え、europeantour.comでは壮観なアブダビGCをもっとよく知るべく、2014年の大会王者であるパブロ・ララサバルにガイドをお願いした。

かつてスペインのララサバルは、最終日を見事「67」で回り、ロリー・マキロイフィル・ミケルソンを1打差で退け、中東地域で初の栄冠に輝くと共に、ヨーロピアンツアー3勝目を挙げ、世界ランキングをキャリア最高の53位まで上げたのである。

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ララサバルは今回も懐かしい思い出を胸に、ピーター・ハラダイン設計のコースへ帰ってくる。1998年開場の同コースは、第1回大会が開催された2006年以来、一貫してこの大会の開催コースとなっている。

砂漠に佇むコースは、滑らかなグリーンと恐るべきウォーターハザードのコンビネーションからなり、しばしば気温は息の詰まるほど暑くなることもあって、ゴルファーの技量だけでなくスタミナも試す場となる。

アブダビGCで成功を収めた際の気持ちについて語ってもらう上で、ヨーロピアンツアー4勝のララサバルほどの適任者もそうはいないだろう。

■ 2014年の勝利について

「世界最高の選手たちとプレーするのが大好きだし、彼らに勝ったときに得られる満足感は特別なものだからね。終盤に入ってロリー・マキロイフィル・ミケルソンに打ち勝ったことは、生涯忘れない思い出になったよ」

「最終ラウンドはミゲル・アンヘル・ヒメネスとロリーと同組でプレーしたんだ。ミゲルは友達だし、ツアーの練習ラウンドではよく一緒にプレーするので、彼のことはよく知っているんだ。自分がツアーでプレーするようになって以来、ロリーとも何度もプレーしたことがあったね。2008年以来、ロリーが日曜に優勝争いする姿を見続けてきたから、彼ら2人について行って、同じくらい良いプレーをすれば僕にもチャンスがあると分かっていたんだ」

「彼らはアグレッシブな選手で、たくさんバーディを奪った。多くの選手が良い位置につけていた大会だったので、とても厳しかったね。最初はミゲルがたくさんバーディを奪って先行し、その後、ロリーがスコアを伸ばし始め、ラウンドの中盤に入って僕がバーディを奪い始めたので、とても楽しかったよ」

■ 鍵となるホール

「どのコースとも同じで、パー5で良いプレーをしなければならないね。ここのパー5は全て2オン可能だから、そこでスコアを伸ばさなければならないんだ」

「最もタフなのは5番(468ヤード、パー4)と9番(456ヤード、パー4)だね。主な理由は距離の長さで、9番の方がタフで、思うに、このコースで一番難しいホール。ティショットに警戒が必要な16番も難しいね」

「1週間を通して5番と9番と16番をイーブンパーで回れればチャンスは広がる。それだけタフなホールなんだ」

■ グリーンについて

「グリーンはファンタスティックで、僕らがプレーするコースでも最高の部類だ。速くて見た通りなんだけど、週末になると、滅茶苦茶速くなるんだ。パットが良ければ楽しいラウンドになるけれど、グリーンで苦しむと、艱難辛苦(かんなんしんく)のラウンドとなるね」

「ただ、ここはいつもすばらしいコンディションなんだよ。寒いヨーロッパからコンディションの良いアブダビへやって来るのは良いものだよね」

■ ラフについて

「通常、ラフは深くてトリッキーだね。それに、日増しに長くなるんだ」

「月曜や火曜はそこまで長くないのだけど、ここのラフは伸びるのが速いんだ。一日で5mmも伸びるときがあるから、どんどんタフになって行くんだよ」

■ 昨年の傾向

2016年に大会王者となったリッキー・ファウラーは、2014年のララサバルの優勝スコアを2打上回る通算14アンダーで優勝を遂げたが、これには、7つのバーディを奪い、ノーボギーで回った土曜のラウンドが大きく物を言った。

5番、9番、そして16番をイーブンパーかそれ以上で回れれば上々というララサバルの意見は、昨年のファウラーのスコアが裏付ける格好となった。ララサバルが優勝した際、彼は4ラウンドで計12ホールを2オーバーとしたのに対し、昨年、ファウラーはその12ホールを3アンダーでラウンドしたのである。

ララサバルが最難関に挙げた9番ホールは、前回大会では2番目の難度となったが、彼が優勝した年は最も難しいホールだった。2016年大会でトップ4に入ったファウラー、マキロイ、トーマス・ピータース、そしてヘンリック・ステンソンの4人は、誰一人としてこのホールでバーディを奪っておらず、このホールに限った4人の合計スコアは3オーバーとなった。

関連リンク

2017年 アブダビHSBCゴルフ選手権



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