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チョウラシアがニューデリーでタイトル防衛

フィールドを圧倒したSSP.チャウラシアが「ヒーローインディアンオープン」のタイトル防衛に成功し、ヨーロピアンツアー史の新たな1ページにその名を刻んだ。

天候による遅延のため、日曜の朝にずれ込んだ第3ラウンドを終えた時点で3打差の首位に立った地元で人気のチョウラシア。最終ラウンドで「71」をマークして通算10アンダーとし、2位に入ったマレーシアのガビン・グリーンに対し、シーズン最高記録に並ぶ7打差をつけて優勝を遂げた。

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2連覇に加え、2位に4回入るなどチャウラシアは相性のいいナショナルオープンでの好記録は継続する結果となった。また、タイトル防衛に成功したことにより、チャウラシアはヨーロピアンツアーで大会連覇を遂げた初のインド人選手となったほか、ツアーでの初めの4勝を全て母国で挙げた初の選手となった。なお、ヨーロピアンツアーでのタイトル防衛は、2016年にブランデン・グレース(南アフリカ)が「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で果たして以来の快挙だ。

「連覇を果たすことができたので、とてもうれしい」とチョウラシア。「みんなが応援してくれてハッピーだったし、『ヒーローインディアンオープン』で連覇を遂げるところを妻に見せることができて良かった。本当にうれしい。今週は多くを学んだので、ヨーロッパでもっといいプレーができればと思っている。次の目標はそこだね。ヨーロッパでも勝たなくてはいけない。とてもタフなコースだったので、恐らくこれがキャリア最高の勝利だと思う」。

初日と2日目に発生した雷による遅延のため、この日の朝に第3ラウンドの上がり7ホールを残していたチョウラシアは、13番、チップインを決めた14番、そして15番(パー5)でバーディを奪い、進行の遅れの影響を全く感じさせないプレーで通算9アンダーとした。最終ラウンドに入り、2番と3番(パー3)で見事なパーセーブを見せるなど、出だし3ホールをパーとしたチョウラシアは、パー5の4番で3打目をバックスピンで寄せてバーディを奪い、リードを4打差に広げた。

その後、6番のボギーで後続との差は3ストロークとなった。さらにチョウラシアは7番でもボギーを叩くも、8番(パー5)をバーディで再び差を広げることに成功した。9番でも見事なショットからバーディを奪ったチョウラシアは、5打差でハーフターンし、完全に主導権を握った。後半は、ピンそば4.4メートルにつけた13番でバーディ。最終ホールをボギーでホールアウトした。

グリーンは、最終ラウンドを2バーディ、5ボギーの「75」で回り、ヨーロピアンツアー初のトップ10入りを果たした。首位と8打差の3位には、最終ラウンドを「72」で回ったスコットランドのスコット・ジェイミソンと、「73」で回ったイタリアのマッテオ・マナッセロが入った。

世界26位のラファ・カブレラベロー(スペイン)は、1イーグル6バーディ、5ボギー1ダブルボギーと出入りの激しい「71」をマーク。アニルバン・ラヒリ(インド)も同じく最終ラウンドは「71」とし、カルロス・ピゲム(スペイン)とともに、通算1アンダーの5位グループを形成した。通算イーブンパーだったジョージ・クッツェー(南アフリカ)、マイケル・ホーイ(北アイルランド)、そしてデービッド・ホーシー(イングランド)までがトップ10入りとなった。

タイのプラヤド・マークセンは、パー5の18番の2打目を4番アイアンでホールインし、今季ツアー初のアルバトロスを達成した。

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