20歳のワン・ジョンフンが初優勝 武藤俊憲は71位
2017年 ハッサンIIトロフィー
期間:04/13〜04/16 場所:ロイヤルゴルフ ダール・エス・サラム(モロッコ)
モロッコで注目すべき3人は?
オーガスタのドラマを後に、ツアーはモッロコへと移動し、2010年以来、毎年ヨーロピアンツアーのスケジュールの一部となっている「ハッサンIIトロフィー」を迎える。
1年前、ワン・ジョンフンがプレーオフの末にナチョ・エルビラを下したロイヤルゴルフ ダール・エス・サラムには、今年も実力者たちが集結する。それを踏まえ、我々が誇るデータの権威は、次の3人を今週の大会で注目すべき選手としてピックアップした。
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本命: ディーン・バーメスター
ここまで今季目覚ましいパフォーマンスを見せている選手の一人として、ディーン・バーメスターは自信を胸に、モロッコを再訪することになる。出場した直近の「ツワネオープン」を制した彼は、本命の一人として大会をスタートする。南アフリカのバーメスターは、出場した直近の9大会中8大会でトップ20入りを果たしており、初出場となった1年前のモロッコではトップ15に入った。彼は今季これまでのところ、平均ストロークでツアー2位につけており、平均飛距離、パーンオン時の平均パット数、1ラウンドあたりの平均パット数、そしてサンドセーブ率でトップ15にランクインしている。もし、バーメスターが今週も最近のプレーを展開できるのであれば、間違いなく日曜には優勝争いに絡んでくることだろう。
対抗: ユースト・ラウテン
オランダのユースト・ラウテンは、確固たる理由があって、優勝候補の一人として臨むことになる。ヨーロピアンツアーの過去6シーズン中5シーズンで少なくともシーズン1勝を挙げている31歳のラウテンは、ロイヤルゴルフ ダール・エス・サラムでリーダーボードのトップに上り詰めることを見据えている。ラウテンは過去4回出場したモロッコで3度トップ15入りを果たしており、直近のストロークプレーの7大会では、いずれもトップ30に入っている。今季、彼は1ラウンドあたりの平均パット数が『29.3』、そしてパーオン時の平均パット数が『1.77』と、グリーン上でキャリア最高の数字を残している。波に乗ると、ツアーきってのオールラウンダーとなるラウテンは、休養十分で高いモチベーションとともに今週の大会に臨むことになる。
大穴: ロバート・ロック
ロバート・ロックは今週のロイヤルゴルフ ダール・エス・サラム再訪を歓迎する選手の一人である。この滑らかなスイングを持つイングランド人選手は、昨年、上がり7ホールで3つのバーディを奪い、プレーオフにわずか1打足らないところまで追い上げた。ロックは、このコースで「ハッサンIIトロフィー」が開催された2010年にもトップ7入りを果たしている。40歳のロックは他の選手のコーチとしても活動しているが、自身のスイングにも相変わらず真剣に取り組んでいる。直近の4大会では3回予選通過を果たしている彼は、2011年の「イタリアオープン」、そして2012年の「アブダビHSBCゴルフ選手権」と、ヨーロピアンツアーで2勝を挙げており、常にその素晴らしい記憶とともに大会に臨んでいる。