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ヴィースベルガーが中国で劇的な勝利

ベルント・ヴィースベルガーがプレーオフでトミー・フリートウッドを下し、劇的な最終日となったゲンゾンGCで「深センインターナショナル」を制覇した。

ヴィースベルガーは2位に3打差、そしてフリートウッドには8打差をつけて最終日を迎えるも、イングランドのフリートウッドが圧巻の「63」をマークし、通算16アンダーとしてクラブハウスターゲットを定めた。

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他の上位陣が後退するなか、ヴィースベルガーは12番と17番で見事なパーセーブを見せるなど何とか持ち堪える。最終ホールではピンを直撃する見事なショットを放つも、このホールをパーとし、再び18番ホールをプレーすることとなった。

プレーオフでは、ティショットで池越えのリスキーなラインをとったヴィースベルガーのボールが池の縁の傾斜に止まったのに対し、フリートウッドは安全にフェアウェイを捉え、2打目をグリーンセンターに乗せることに成功した。

しかし、ヴィースベルガーはプレッシャーのかかるなか、2打目をピンそば1.5メートルに寄せ、バーディパットを決めて勝利をたぐり寄せた。

これでヴィースベルガーは、昨年の「全米プロゴルフ選手権」以降、全ての大会で予選通過を果たし、その間、トップ5に7度入る好調を見事結果に結びつけることに成功した。

ヴィースベルガーによる欧州ツアー4勝目は、出場200大会目の節目での達成となり、これまで3回負けていたプレーオフでの勝利は初めての経験となった。

「今は、とにかく安心したと言わなければならないだろうね。ここ数カ月は良いプレーができた大会が続いていたので、またトロフィーを獲得することができて嬉しいよ」とヴィースベルガー。

「ここには、勝利を目指して良いプレーをし、僕に多くのプレッシャーをかけてきた素晴らしい選手たちがたくさんいたんだ。最終的には、とにかくタイトルを懸けてプレーできる位置につけられて良かった」。

「トミーは素晴らしいラウンドをプレーしたので、僕は必要なときにあの1打を打てたことがとにかく嬉しいんだ」。

「良いスタートを切って、回りに僕が優勝するつもりなのだということを見せつけたかったけれど、序盤では好機がありながらもニアミスで、チャンスをふいにしてしまったんだ。もっと良い流れになっていたかもしれなかったけれど、冷静に、しっかりとしたプレーをし続けたんだ」。

ヴィースベルガーはティショットを3メートルにつけたパー3の3番でバーディを奪うと、難しい5番でボギーを叩くも、2打目を1.8メートルにつけた7番でバーディを奪って盛り返した。

一方、フリートウッドは2番、6番、7番とバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、9番ではチップインイーグルを奪うも、まだこの段階では、首位との差は開いていた。

しかし、フリートウッドは13番でバーディを奪って優勝圏内に浮上すると、「アブダビHSBC選手権」王者は15番から3連続バーディを奪い、未だかつてオーバーパーを叩いたことのないコースでリーダーボードのトップに浮上した。

「この1週間、良いプレーはできていたけれど、残念だったのはパットが全く入らなかったことで、それでストレスが溜まっていたんだ」とフリートウッド。

「今日は、幾つかパットが決まり始めたので、そのまま最後までその調子で行くことができたし、良い時に『63』が出せたね」。

「3ホールごとのスコアを1アンダーとして『66』で回るのが目標だったし、それを上回ることができれば、良い一日、そして良い一週間になると思っていたんだ」。

ヴィースベルガーは上がり11ホールを全てパーとしたが、その間、12番での難しいライからの寄せワンや、ティショットを池に落とした17番でのパーセーブなど、随所でピンチを切り抜ける技量が試される展開となった。

「68」をマークしたイングランドのロス・フィッシャーは、首位タイで18番を迎えるも、最終ホールで3パットのボギーを叩いてプレーオフへの参加を逃した。

16番と17番で連続バーディを奪った南アフリカのジョージ・クッツェーも首位に並ぶも、最終ホールでは池に2度落とすなど、壊滅的な「8」を叩いて後退した。

16番と17番で連続バーディを奪って「67」をマークしたフランスのグレゴリー・ボーディは、フィッシャーと並ぶ通算15アンダーで大会を終え、その1打後方の5位タイには、南アフリカのディラン・フリッテル、米国のデービッド・リプスキー、そしてパラグアイのファブリシオ・サノッティが入った。

タイのトンチャイ・ジェイディー、フランスのアレクサンダー・レビ、そしてデンマークのトービヨン・オルセンは通算13アンダーの8位タイ。その1打後方にはクッツェー、スペインのパブロ・ララサバル、そして地元人気のリュウ・ヤンウェイが入った。

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2017年 深センインターナショナル



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