イングランドの27歳が「63」のロケットスタート
2017年 ポルトガルオープン
期間:05/11〜05/14 場所:モルガドG&CC(ポルトガル)
ウォレスが10アンダーで暫定首位に
二重ランキング大会となったモルガドゴルフリゾートでの「ポルトガルオープン」初日は、マット・ウォレスが「63」をマークし、圧倒的なクラブハウスリーダーとなった後、雷のためプレーがサスペンデッドとなった。
12番から5連続バーディを奪うなど、10個のバーディを量産したイングランドのウォレスは、10アンダーとして2位のセバスチャン・ハイゼレに1打差をつけて暫定首位に立った。
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ハイゼレは1イーグル9バーディ、2ボギーの「64」で初日をラウンドした。
3位タイには「67」の6アンダーをマークした米国のジュリアン・スリ、イングランドのポール・マディとジェイミー・ルサーフォードがつけている。
昨季、アルプスツアーで6勝を挙げてチャレンジツアーの出場資格を得たウォラスは、午前中の早い時間にスタートすると、フロントナインで4バーディを奪う力強いスタートを切り、「32」でハーフターンした。
27歳のウォラスは後半出だしの10番でバーディを奪うと、12番、13番、14番、15番、16番とバーディを奪い、リーダーボードのトップに駆け上がった。
上がり2ホールを危なげなくパーとして、10アンダーでクラブハウスへと引き上げた。
完璧な第1ラウンドを終えた後、ウォレスは「本当にファンタスティックなラウンドだった」と述べた。
「僕のスタート時間の10分前に雨が降り始めたので、スタート前の様子は今ひとつ良くなかったんだ。すると、僕らがティに着いたところで雨が止んだので、あれは吉兆みたいな感じだったね」
「使い古された言葉だけど、一打一打集中してプレーしたんだ。すばらしい日になったね」
「正直なところ、全てがうまくいったよ。全てがうまくはまったんだ。フロントナインでは2つの良いパーセーブがあって、それで勢いを維持することができた」
「その後は、全ホールで少なくともバーディチャンスにつけたので、本当に良い一日だったよ」
「シーズン出だしで良いスタートを切ってから、それを持続することができている。僕は楽しんでいるし、この場所へ来てプレーするのが大好きだから、これが残り3日間も続いてくれれば良いね」
同じく早い時間にスタートしたハイゼレは、3番から3連続バーディを奪うと、6番でこの日最初のボギーをたたいた。
しかし、7番でイーグルを奪ってバウンスバックしたハイゼレは、9番でもバーディを奪い、フロントナインを「31」でラウンドした。
ドイツのハイゼレは、バックナインに入り10番でバーディを奪うスタートを切ったが、パー3の11番でボギーをたたいて5アンダーに後退した。
しかし、その後の5ホールで4バーディを奪ったハイゼレはウォレスに1打差で初日のラウンドを終えた。
「9アンダーはすばらしいスタートなので、満足している。前後半でどちらも連続バーディを奪うことができたのが良かったね」とハイゼレ。
「マット・ウォレスが僕の前でどんどんスコアを伸ばしたので、それが目標となったのが良かった。彼とは仲の良いライバル関係にあるんだ。数組前の彼がリーダーボードを駆け上がるのを見ているのは最高だった。それについていこうとプレーするのは楽しかったよ」
「安定したラウンドだったし、いくつか良いパットが決まったのだけど、いくつか短いパットが入らなかったから、もう少し良いスコアが出せていたところだったけれど、このスコアには満足さ」
地元ポルトガル勢では、6ホールを終え3アンダーとしたジョゼ・フィリペ・リマが最上位につけている。
第1ラウンドは金曜の8時半に再開される。