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2017年 ロッコフォルテオープン
期間:05/18〜05/21 場所:ベルドゥーラGC(イタリア)

キロスがシチリアで復活の勝利

プレーオフでザンデル・ロンバルドを退けたアルバロ・キロスが「ロッコフォルテオープン」を制覇し、ヨーロピアンツアー7勝目を手にした。

2011年以降優勝から遠ざかっていたスペインのキロスは、公式世界ゴルフランキングを703位まで落とし、今季はヨーロピアンツアーのシード権も失って、欧州下部のチャレンジツアーでのプレーに専念していた。

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しかしながら、イタリアでの見事な1週間により、キロスはヨーロピアンツアーへの復帰を遂げ、最終ホールが舞台となったプレーオフ2ホール目でパーパットを沈めて勝利したことにより、世界ランキングをトップ250圏内に戻すこととなった。

2位に5打差をつけて最終日を迎えたキロスは、この日6ホールを終えた時点では、さらに後続との差を2ストローク広げることに成功し、そのまま楽々と勝利を飾るかに見えたが、バックナインに入ってスコアを5つ落としてしまった。

キロスとロンバルドはプレーオフ1ホール目を共にパーとし、2ホール目も同じ展開になるかと思われたが、南アフリカのロンバルドが短いパーパットを外して、キロスに優勝を譲る格好となった。

今週、34歳のキロスは2012年に大改造したスイングを元の状態に戻してプレーすると語ってきたが、そのプランが見事結果につながり、2010年の「スペインオープン」以来となる2度目のプレーオフでの勝利を手にした。

「とても嬉しい。もちろん、もっと楽に勝つべきだったけれど、優勝は優勝だし、それが最も重要なこと」

「ちょっとゴタゴタしてしまった。ゴルフは悪くなかったんだ。ただ、最後の数ホールは左からの風に手を焼いてしまったことに加え、彼(ロンバルド)が良いプレーをしたからね。ペップも良いプレーをしていた」

「途中何打リードしているか分かっていなかったけれど、18番では最後のパット決めないとロンバルドに並べないのは分かっていた」

「この勝利は多くを意味する。残念ながら、自分のラウンドの終え方は気に入らないけれどね。もっと簡単に勝つべきだった」

昨季は12試合しか出場せず、今季のシード権を持っていないロンバルドにとって、今回の2位は昨季の「ヨハネスブルグオープン」に続く2度目の2位フィニッシュとなった。

最終日を「66」でラウンドした中国のリー・ハオトンは、プレーオフに1打届かない通算13アンダーで大会を終え、さらに1打差の4位にはスペインのペップ・アングレスが入った。

ロンバルドは2連続バーディでスタートするも、キロスもパー5の2番でバーディを奪うと、2打目をピン側1.5mにつけた4番でもバーディを奪い、ロンバルドが同ホールをボギーとしたことにより、両者の差は6ストロークに広がった。

キロスは5番でグリーンエッジから大きくフックする15mのバーディパットをねじ込み、一時的に7打差の首位に立ったが、ロンバルドも長いバーディパットを決めて応戦した。続く6番ではキロスがダブルブレークのパットを読み切って再び2位との差を広げた。

その後、ロンバルドが7番と9番でバーディを奪ったのに対し、キロスは2打目をショートした8番でこの日最初のボギーを叩き、4打差の首位でハーフターンした。

キロスが10番でボギーを叩くと、ロンバルドも11番でボギーを叩いてプレッシャーを軽減させてしまったが、ロンバルドはパー5の12番、そして4.5mのバーディパットを決めた13番でスコア伸ばし、2打差まで詰め寄った。

両者共にティショットをミスした15番をボギーとすると、続く16番では、ティショットがアンプレヤブルのライにはまったキロスがダブルボギーを叩き、両者が首位タイで並ぶ展開となった。

首位の2人は17番をボギーとするも、最終ホールでは両者ともに賢い寄せワンでパーをセーブし、勝負をプレーオフに持ち込んだ。

リーはフロントナインを4バーディ、1ダブルボギーとして「34」でハーフターンすると、パー5の12番で2打目をホールインし、「ヒーローインディアンオープン」のプラヤド・マークセン以来となる、今季ツアー全体で2つ目のアルバトロスを記録した。

14番でボギーを叩いたリーは16番でバーディを奪って盛り返し、そのままホールアウトすると、空港行きのバスに乗りかけたが、最終組の展開次第ではプレーオフに残る可能性が出てきたため、そのままコースに留まった。

1番、7番、そして9番でバーディを奪ったアングレスだったが、16番でボギーを叩いたことにより優勝のチャンスは潰えたかに見えた。しかし、17番で素晴らしいチップインバーディを奪ったことにより、アングレスにもプレーオフに残るチャンスが巡ってきたが、最終ホールをボギーとして後退した。

通算11アンダーの5位タイには、最終日を「68」で回ったマーカス・フレイザージェイソン・スクリブナーの豪州コンビが入り、1打差でイングランドのデービッド・ホーシー、そして2打差でイングランドのマーク・フォスター、フランスのジュリアン・ガーリア、そしてドイツのマルセル・シームが続いた。

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