ステンソンが2打差5位発進 谷原秀人はパー5「9」で116位
2017年 BMW PGA選手権
期間:05/25〜05/28 場所:ウェントワースC(イングランド)
J.カールソンがウェントワースで単独首位発進
「BMW PGA選手権」は大会初日を終え、ヨハン・カールソンが1打差の単独首位に立ったが、後続集団には、ウェントワースクラブでトロフィーを掲げるべく、ヨーロピアンツアーきっての錚々たる顔ぶれが並んでいる。
賞金総額700万ドル以上の大会で構成される「ロレックスシリーズ」初戦は、大観衆がトップゴルファーの競演を見守るなか、陽光降り注ぐ美しい一日となった。
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「66」の6アンダーをマークしたカールソンは単独首位に立ってはいるが、わずか1打差にはフランチェスコ・モリナリ、キラデク・アフィバーンラト、そしてスコット・ジェイミソンがつけている。
更に、9人がひしめく4アンダーのグループには、「全英」王者のヘンリック・ステンソンを筆頭に、世界13位のアレックス・ノレン、「ライダーカップ」スターのトーマス・ピータース、そしてツアー6勝のブランデン・グレースといった猛者が続いている。
カールソンはラウンド終盤に作り出したいくつかのチャンスをものにしていれば、更にスコアを伸ばせる内容だったが、それでも、今季10大会中6大会で予選落ちを喫しているだけに、この日のラウンドには満足の様子だ。
「この1年間、ハードに練習を積んできたし、スイングやその他全てのことに対し、真剣に取り組んできた」とカールソン。
「もちろん今週は大きな1週間だし、僕は常に心の中で、何としてでも自分の持てる力を出し切ってこの大会で勝つという目標を持ってきたし、今日はまさにそのプレーができた」
「極度に見栄えの良いショットを打とうとはしなかった。とにかく自分のできるプレーに徹したのだけど、それが成功の鍵だね」
カールソンは3番からの3連続バーディで勢いに乗ると、7番と9番でもバーディを奪い、「30」でハーフターンした。
10番のボギーで勢いが止まるかに見えたカールソンだったが、11番と12番で連続バーディを奪って盛り返すと、15番でもバーディを奪って単独首位に抜け出した。その後、巨漢のスウェーデン人選手は17番ではバーディチャンスを惜しくも逃し、最終ホールをボギーとしてこの日のラウンドを終えた。
この日第1組で出たジェイミソンはノーボギーのラウンドを展開し、4番、5番、10番、13番、そして16番でバーディを奪った。
アフィバーンラトは、2番、4番、6番、そして7番でバーディを奪い、「31」でハーフターンすると、12番と13番でバーディを奪って6アンダーまでスコアを伸ばすも、14番でボギーを叩き、18番では3mのパットを外して首位に躍り出るチャンスを逸した。
1番でボギーを叩いたモリナリは、4番と8番でバーディを奪って挽回すると、バックナインに入って俄然勢い付き、12番、長いパットをねじ込んだ13番、そして上がり2ホールでバーディを奪ってスコアを伸ばした。
南アフリカのグレースは、5番でチップインバーディを決めるなど、フロントナインで4つのバーディを奪うと、パー5の12番ではイーグルを奪って首位に並ぶも、13番と16番でボギーを叩いて後退した。
15番でバンカーからホールインしたノレンは、この他にも5つのバーディを奪い、ボギーを2つ叩いて4アンダーで初日を終えた。スウェーデンの同胞のステンソンは、スタートから10ホール連続パーとすると、その後、バーディを4つ奪ってスコアを伸ばした。
ベルギーのピータースは首位と1打差で初日を終える位置につけていたが、最終ホールの3打目を池に入れて4アンダーとし、このグループにはニノ・ベルタシオ、ブラッドリー・ドレッジ、ロス・フィッシャー、シェーン・ローリーそしてグレーム・ストームもつけている。
更に1打差3アンダーグループにはディーン・バームスター、エドアルド・デラリバ、
李昊桐、ティレル・ハットン、リッチー・ラムゼイ、そしてリチャード・スターンが続いている。