ステンソン、ノレンは25位で予選通過 ウェールズの41歳がトップ
2017年 ノルデアマスターズ
期間:06/01〜06/04 場所:バーセベックG&CC(スウェーデン)
勢いに乗るドナルドソンがスウェーデンで首位に浮上
「ノルデアマスターズ」は、バーセベックG&CCで2日連続の「68」をマークしたジェイミー・ドナルドソンが2打差の首位で週末を迎える展開となった。
この大会では2008年から2011年にかけて4度トップ10入りを記録するなど、好成績を挙げているウェールズのドナルドソンだが、今季はこれまで8大会で予選通過が3回と、ベストな状態からは遠ざかっていた。
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しかし、マルメでは通算8アンダーとして楽々予選通過を果たし、土曜は2位につけるレナート・パラトーレと最終組でプレーすることとなった。
通算5アンダーにはマックス・オリンとグレーム・ストームのイングランド人コンビとフランスのベンジャミン・エベールがつけており、これを1打差でカナダのオースティン・コネリー、デンマークのトービヨン・オルセン、そしてイングランドのクリス・ウッドが追う展開となっている。
ドナルドソンは、勝利を決めるポイントを挙げた「ライダーカップ」への出場を決定付けた2014年の「D+Dレアルチェコマスターズ」以来となる、4度目のヨーロピアンツアー制覇を狙っている。
午前中にプレーしたストームとオリンがクラブハウスターゲットを定めると、ドナルドソンは1番でバーディを奪って首位に並び、その後は10番でフリンジから見事なパーセーブを見せるなど、10ホール連続パーとした。
ドナルドソンはパー5の12番で2メートル弱のバーディパットを沈めると、続く13番では5.4メートルのバーディパットをねじ込んでペースを握った。その後、ドナルドソンは15番でボギーを叩くも、ティショットを曲げたパー5の16番ではリカバリーからバーディを奪い、17番では2打目をピン側1.2メートルにつけてスコアを伸ばした。
「良いプレーだった。ボールが思い通りの場所になかったことも何度かあったけれど、素晴らしいエスケープができた」とドナルドソン。
「ここ数日でチッピングとパッティングが良くなった。ここ最近は良いプレーをしながら、全てが噛み合っていなかったのだけど、この2日間はプレーが上手く噛み合っている」。
「週末の同じプレーをするだけだね。このコースに対しては、自分なりの地図をもっているし、プレーの仕方も心得ている。明日の天気はまだ分からないし、風が強く吹くかもしれないし、そうならないかもしれないから、明日起きてみて、そこからどうするか考えるよ」。
初日首位タイのパラトーレは前半で躓くも、その後4バーディを奪って立て直し、2日目を「72」でラウンドした。
10番からスタートしたパラトーレは14番、17番、そして1番でボギーを叩くも、木々の間からショットを放った2番で瞠目のバーディを奪って調子を取り戻した。3番でもバーディを奪ったパラトーレは、6番で長いフックラインのバーディパットをねじ込むと、続く7番では2打目をピンに絡めてスコアを伸ばした。
ストームは初日に5バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパーの「73」をマークし、10番からスタートしたこの日も「36」でハーフターンした時点では、上位に絡む気配は見せていなかった。
2番と3番で連続バーディを奪ったストームは、続く4番こそボギーとするも、6番、8番、そして9番でバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。
出だしから9ホール連続パーとしたオリンは、ピン側60センチにつけた1番でスコアを伸ばし、今週初めて6アンダーに達した選手となった。その後、3番でボギーを叩いたオリンは、ティショットをスタンドに打ち込んだ8番で見事なパーセーブを見せて暫定首位に踏み止まった。
エベールは3バーディ、1ボギーの「71」をマークした。
ウッドは「68」、そしてコネリーとオルセンはそれぞれ「70」をマークした。通算3アンダーの9位タイにはディフェンディングチャンピオンのマシュー・フィッツパトリック、ブラッドリー・ドレッジ、リチャード・グリーン、スコット・ヘンド、リチャード・スターン、そしてワン・ジョンフンらがつけている。