42歳アギラーが完全優勝へ王手
2017年 ライオネスオープン
期間:06/08〜06/11 場所:ダイアモンドCC(オーストリア)
アギラーが2打差の首位で最終日へ
3日目に「72」をマークしたフェリペ・アギラーが、「ライオネスオープン」でのワイヤートゥワイヤー勝利(完全優勝)へ向け、2打のリードを維持した。
2014年に最後のツアー勝利を挙げたヨーロピアンツアー2勝で42歳のアギラーは、土曜を4バーディ、4ボギーでラウンドし、通算9アンダーで最終日を迎えることとなった。
<< 下に続く >>
18番ティに立ったときには後続に3打差をつけていたアギラーだったが、最終ホールをボギーとしてリードを3日目のスタート時点に戻した。
通算7アンダーの2位タイに地元オーストリアのセップ・ストラカ、スウェーデンのヨハン・カールソン、南アフリカのディラン・フリテッリがつけている。
アギラーは1番でタップインバーディを奪う順調なスタートを切り、通算10アンダーにスコアを伸ばした。
同組のグレーム・ストームも1番でバーディを奪った。アギラーは2番でこの日最初のボギーをたたき、リードは1打に縮まった。
アギラーは4番で3日連続となるバーディを奪い二桁アンダーに戻すと、ストームが同ホールでパーパットを決めそこない、リードは3打に広がった。
アギラーは7番でもバーディを奪い、4打差の首位に立ったが、続く8番でボギーをたたいた。
チリのアギラーはパー3の14番でパーパットを外し、ストラカが15番と16番で連続バーディを奪って通算8アンダーとしたため、この時点で後続との差は1ストロークとなった。
その後、アギラーが15番で短いバーディパットを決めてバウンスバックしたのに対し、ストラカが17番でボギーをたたいたことにより、リードは再び3打差となった。
しかし、アギラーは最終ホールでトリッキーなパーパットが決められず、この日4つ目のボギーを喫した。
ラウンド後、アギラーは「今日はもっと縮められても良い出来だった」と述べた。
「とても良いプレーができたし、何度かグリーンを外したのはいつも通りだとしても、バーディパットをいくつか外してしまったから、もう少し低いスコアが出ても良かったのだけど、まだ優勝争いをリードしているし、これが木曜に望んだことだから、あとはこの後どうなるか、という感じだね」。
「今日はグリーンで何打か損したと思うし、パットが決まっていたら明日へ向けて大きな違いになっていたのだけど、明日はパットが入ってくれればいいね」
オーストリアのストラカはアギラーと4打差で3日目をスタートすると、3バーディ、1ボギーの「34」でハーフターンした。
ストラカは11番でこの日2つ目のボギーをたたいて通算6アンダーに後退したが、15番と16番で連続バーディを奪って首位に1打差まで肉薄した。
しかし、17番でボギーをたたいたことにより、2位タイに後退してこの日のラウンドを終えた。
一方、フリテッリはボギーを2番でのひとつに留め、4番、10番、11番、15番、そして17番でバーディを奪って優勝争いに名乗りを上げた。
カールソンは3バーディ、2ボギーで2日連続の「71」をマークした。