“シード落ち”から一転 激動のポールターが2位
2017年 HNAフランスオープン
期間:06/29〜07/02 場所:ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)
パリでの好記録継続を熱望するポールター
イアン・ポールターは相性の良い今週の「HNAフランスオープン」で好成績を挙げ、実り多き夏への起爆剤にしたいとにらんでいる。
これまでル・ゴルフナショナルで予選落ちしたことのないイングランドのポールターは、来年「ライダーカップ」を開催するパリのレイアウトでトップ3に2度入っている。
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今週の大会は今季ロレックスシリーズの第2戦。「ドバイデューティーフリーアイルランドオープンbyロリーファウンデーション」「アバディーンアセットマネジメントスコットランドオープン」と続くロレックスシリーズ3連戦の初戦に当たる。
その後は、第146回「全英オープン」、「WGCブリヂストンインビテーショナル」に「全米プロゴルフ選手権」と重賞大会が控えており、ゴルフの夏は山場を迎えることとなる。
現在、世界ランキングで81位につけるポールターは、このままではメジャーと世界ゴルフ選手権に出られないとあって、各大会の賞金総額が700万ドルとなっているロレックスシリーズの連戦を世界のトップ50へ戻るための跳躍台にしたいと考えている。
「今週は、これまで良いパフォーマンスを見せてきたフランスでの1週間となる。フランスではこれまで良い結果を残してきたし、今週も良い結果が得られればと思っている」とポールター。
「ここから数週間にわたり良いゴルフをするのが僕の目標なんだ。この夏はとても長いスケジュールになる可能性があるから、2週間ほど休みを取っていたんだ」
「『フランスオープン』『アイルランドオープン』そして『スコットランドオープン』と、ヨーロッパでのこれからの3戦で自分の望むようなプレーができれば、『全英オープン』出場が見えてくるし、そうなると4週連続になる。僕は『カナディアンオープン』にも出場するから、そこで5週連続。もし、良いプレーができ、また世界のトップ50入りを果たすことができれば、その翌週は『WGC』があるし、その先には『全米プロ』がある」
「だから、今週は準備段階からしっかりと管理しなければならないんだ。狂ったように練習はしないよ。しっかりと準備を整え、良いプレーをし、休む時は休む。この夏は、長く連続して試合に出られればと思っているし、何勝かしてランキングを上げることができればいいね」
ドイツのマルティン・カイマーもこれまでフランスの首都で好成績を上げてきた一人であり、2009年の大会王者である彼は、その他にもトップ5入りを3回果たしており、それにはここ2シーズンの結果が含まれる。
それ故、メジャー2勝のカイマーは、ル・ゴルフナショナルの攻略法や、滅法タフな終盤の数ホールについて、誰よりも知悉している。
「ここは、僕がツアーでプレーするようになってから、毎年とても楽しんできたゴルフコースなんだ。ここは、毎ラウンド5、6アンダーで回らなくても良いコースなんだ。大体は、イーブンパー、あるいは1、2アンダーが良いスコアになるね」とカイマー。
「ここでは色々なことが起こり得るから、日曜の午後に2、3打追う立場だったとしても、まだ自分の勝つチャンスを想像することができるんだ。攻めることも、守るプレーをすることもできるし、バーディを奪うこともあれば、ダボやトリもある。こういうのは、ゴルフの大会にとってすばらしいフィニッシュだと思うんだ」