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「これだけ遅い優勝はとてもクール」37歳のオームスビーがツアー初優勝

ウェイド・オームスビー(オーストラリア)が最終日に逆転し、ヨーロピアンツアー初優勝。「USB香港オープン」は劇的な幕切れとなった。

最終日を首位と1打差の2位で出たオームスビーは、前半をイーブンパーの「34」としてハーフターン。最終ホールを3パットのボギーも、並んでいたラファ・カブレラベロー(スペイン)が18番でパーセーブに失敗したため、タイトルはオームスビーの手に渡った。

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2004年にQスクールを経てヨーロピアンツアーデビューを果たしたオームスビーは、その後、度々怪我に悩まされ、更に4度Qスクールからツアー出場を果たしてきた。昨季は「アンダルシアバルデラママスターズ」で5位に入ったことで今季のシード権を確保したが、37歳での初優勝により、2020年までのシード権を手にすることとなった。

「これは多くを意味する」とオームスビー。「僕は欧州や他にも色々なところでたくさんゴルフをプレーしてきたし、何度か躓いたこともあったけれど、キャリアのこれだけ遅い段階での優勝はとてもクールなものだね。ここまで長い時間がかかるとは思わなかったけれど、初優勝はいつだって特別なものだからね」と笑みを浮かべた。

「昨季が始まるとき、僕は引退する前にメジャーでプレーしたいし、大会で優勝したいと抱負を述べたけれど、今年はその両方を成し遂げることができた。これは本当に嬉しい。友人も何人か来ているので、それも特別な感じがする。友人の前での勝利というのは格別だね。今夜の豪州行きの飛行機ではほとんど眠れないだろう」

通算10アンダーの2位タイには、カブレラベローに加え、アレクサンダー・ビョーク(スウェーデン)、ポール・ピーターソン、そしてジュリアン・スリ。通算9アンダーの6位には現「レース・トゥ・ドバイ」王者のトミー・フリートウッド(イングランド)が入った。

初日からトップの座を守り続けてきたSSP.チャウラシア(インド)は2番、3番、そして8番でバーディを奪い、優勝に向かって邁進するかに見えた。しかし、9番でトリプルボギーを叩きV逸のきっかけを作ってしまった。

大会史上最多の4勝を誇る53歳のミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)は最終日に「63」をマーク。通算8アンダーの7位で終えるなど、時計の針を前に戻すかのような活躍が光った。

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