インド洋のモーリシャスが1年半ぶり舞台 川村昌弘が参戦
2017年 アフラシアバンク・モーリシャスオープン
期間:11/30〜12/03 場所:ヘリテージGC(モーリシャス)
3ツアー共催「モーリシャスオープン」アラカルト
新シーズンの第2週は牧歌的なモーリシャスの海岸が舞台となり、ルイ・ウーストハイゼンを筆頭に、ヨーロピアンツアー、アジアンツアー、そしてサンシャインツアーの選手たちが豪華フィールドを形成する。
2016-17年大会を振り返る
2016年5月に開催された前回の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」は、ワン・ジョンフンが2週連続優勝を遂げて幕を閉じた。
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7日前に「ハッサンIIトロフィー」でヨーロピアンツアー初優勝を果たした韓国のワンは、シディクール・ラーマンの挑戦を退けて1打差で勝利し、2週連続優勝を成し遂げた。
20歳のワンはバングラデシュのライバルに対し、残り3ホールを3打差で追う状況で迎えるも、記憶に残るバンカーショットで最終ホールのバーディをお膳立てしてラーマンを追い抜いた。
これにより、ワンはロリー・マキロイ以来約2年ぶり、そしてアジア人選手としては初となるヨーロピアンツアーでの2週連続優勝を果たした。
フィールド
今年は歴代の「全英オープン」王者であるルイ・ウーストハイゼンとダレン・クラークが、この3ツアーによる共催大会のデビューを果たす。
また、「ライダーカップ」出場経験を持つニコラス・コルサーツとジェイミー・ドナルドソンもインド洋に浮かぶ小さな島へと旅立つ。
今回で3回目の大会出場となるディラン・フリッテリは、2017年シーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」で優勝争いに加わり、先週の「UBS香港オープン」ではトップ20に入るなど、好調のまま今大会を迎える。
スウェーデンのアレクサンダー・ビョークも好調の波に乗る選手のひとりであり、2位タイに入った先週の香港ではヨーロピアンツアー初優勝にあと一歩のところまで迫った。また、今大会にはヨーロピアンツアーのQスクールから今季の出場権を得た33選手のうち、22人が出場する。
コース
島の南部に位置するヘリテージGCは、うねる山々とターコイズブルーの鮮やかな珊瑚礁の海の合間に佇む絶景のコースである。
ピーター・マコトービックにより設計され、2004年に開場した27ホールからなるゴルフコンプレックスには、18ホールのチャンピオンシップコースを始め、9ホールのパー3コース、豪華な練習施設、ゴルフアカデミー、クラブハウス、レストラン、そしてゴルフショップが揃っている。
コースは最近アフリカのゴルフコーストップ10に選ばれており、ここで大会が開催された2015年には、プレーオフでトービヨン・オルセンを退けたジョージ・クッツエーがシーズン2勝目を挙げ、キャリア通算勝利数を3勝とした。
トリビア
・2015年の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」は、史上初のヨーロピアンツアー、アジアンツアー、そしてサンシャインツアーの3ツアーによる共催大会となった。
・ヘリテージGCでヨーロピアンツアーが開催されるのは今週が2回目となる。
・ワン・ジョンフンは2016年の「アフラシアバンクモーリシャスオープン」を制覇したことで、アジア人選手初のヨーロピアンツアー2週連続優勝を果たした。彼は前週の「ハッサンIIトロフィー」も制覇していた。
・ワンはその2016年大会を20歳251日で制したことにより、ヨーロピアンツアー連続優勝の最年少記録を更新した。それまでは1978年に21歳119日で達成したセベ・バレステロスが記録保持者だった。
・今大会は2018年シーズンのヨーロピアンツアーで6回あるアフリカ開催の大会の初戦となる。
・2015年にはこの大会でハビエル・コロモがヨーロピアンツアー初のパー4でのホールインワンを達成し、歴史に名を残した。コロモによるアルバトロスは第2ラウンドの9番ホール(329yd)でのものだった。