ワン・ジョンフンが史上3番目の若さでツアー通算3勝目を挙げる
2018年 コマーシャルバンク・カタールマスターズ
期間:02/22〜02/25 場所:ドーハGC(カタール)
「カタールマスターズ」について知っておくべき5つのこと
第21回「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」の開催を前に、ドーハGCで追うべき5つのストーリーをここに紹介しよう。
1. 連覇なるか
今週、ワン・ジョンフン(韓国)がタイトル防衛に成功すると、2015年と2016年に大会を制覇したブランデン・グレース以来、大会史上2人目の連覇達成となる。連覇ではないが、この他に共にメジャー王者であるポール・ローリー(1999年と2012年)とアダム・スコット(2002年と2008年)が2度この大会を制覇している。
2. 二重の歓喜
ワンは2005年のアーニー・エルス以来となる、「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」デビュー戦での勝利を遂げた。今季はシュバンカー・シャルマが同様の快挙達成を狙える立場にいる。21歳のシャルマは、目覚ましいスタートを切った2018年シーズンの欧州ツアーにおいて、既にツアー初優勝と2勝目を挙げており、今週は初めてドーハGCでティアップする。
3. 快調なスタート
2014年にスティーブ・ウェブスターは欧州ツアー史上初となる、大会最初のホールでのアルバトロスを決めた。パー5の10番からスタートし、254ydの2打目でホールアウトしたのである。
4. 偉大なるスコット
7348yd、パー72のドーハGCは150ヘクタールの敷地に造成されており、コースには景観美とハザードの二重の役割を果たす人工池が2つある。恐らくこのコースの最も手強い防御は風ということになろう。ドーハの風は、世界最高峰の選手たちにとって大きな試練となってきたが、2008年のアダム・スコットにとってはその限りではなかった。オーストラリアのスコットは最終日に11アンダーの「61」をマークして大会2勝目を挙げたのである。
5. トロフィーに注目
「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」王者に贈られる独特な“母なる真珠トロフィー”は、この国の真珠産業の歴史にちなんだものである。この一際目立つトロフィーを初めて掲げたのは1998年のアンドリュー・コルタートであり、その後、アーニー・エルス、セルヒオ・ガルシア、レティーフ・グーセン、ポール・ローリー、アダム・スコット、そしてヘンリック・ステンソンといったメジャー王者たちがこのトロフィーを掲げてきた。