チョウラシアがニューデリーでタイトル防衛
2018年 ヒーローインディアンオープン
期間:03/08〜03/11 場所:DLF G&CC(インド)
プレーオフを制したウォレスがインドで戴冠
プレーオフでアンドリュー・ジョンストンを破ったマット・ウォレスが「ヒーローインディアンオープン」を制覇し、欧州ツアー2勝目を挙げた。
首位タイで最終日を迎えたイングランドのウォレスは、この日DLF G&CCで「68」をマークし、通算11アンダーとして、「66」をマークした同胞のジョンストンと首位で並んだ。
パー5の18番で行われたプレーオフ1ホール目で豪快なドライブを見せた27歳のウォレスは2オンに成功し、レイアップしたジョンストンのバーディパットがカップの縁に嫌われたことで、2パットで優勝という状況を作った。
ファーストパットをカップの横に付けたウォレスは、タップインで優勝を決め、ツアー出場32戦目にして、昨年の「ポルトガルオープン」以来となる2勝目を挙げた。
3位には通算8アンダーで4日間を終えた米国のキム・シバンが入り、その1打後方の4位タイにはスペインのパブロ・ララサバルとオーストリアのマティアス・シュワブが入った。
通算5アンダーの6位にはアルゼンチンのエミリアノ・グリジョが入り、1打差の7位タイには地元の英雄にして現在「レース・トゥ・ドバイ」で首位を走るシュバンカー・シャルマとスコットランドのスティーブン・ギャラハーが続いた。
2016年にアルプスツアーで6勝してチャレンジツアーに昇格したウォレスは、その後も快進撃を続け、欧州ツアー出場4試合目のポルトガルで勝利を手にした。
「最高のプレーだった。初日に最初の8ホールを3オーバーとしたけれど、それ以降は人生で最高のプレーができたし、最後は良い形で締め括ることができた」とウォレス。
「ビーフ(ジョンストン)は素晴らしいラウンドだったね。僕も素晴らしいプレーができていて、何打かリードしていてもおかしくないくらいだったからね」。
「プレーオフでは良いショットが打てた。ティショットがものすごく飛んだし、4番アイアンで打った2打目も思った以上に飛んだから、アドレナリンが出ていたんだね。ああいう2つのショットが打てるからこそ、僕はこのゲームをプレーしているんだ」。
「僕を追っていた後続グループには、素晴らしい選手が揃っていたね。ビーフの最後のパットは入るべきだったけれど、今日は僕の日だったということだね」。
ジョンストンは2番でバーディを奪って首位と1打差とするも、ウォレスも同じく2番で7.5メートルのバーディパットを沈めてリードを広げた。
両者ともに4番をバーディとすると、7番ではウォレスが9メートルのバーディパットを沈め、二桁アンダーにスコアを伸ばし、リードを3ストロークとした。
ジョンストンはパー5の8番でグリーン手前から寄せワンでバーディを奪うも、ウォレスも同じく8番で3メートルのバーディパットを沈めてリードを維持した。
ジョンストンはワンオン可能なパー4の9番を果敢に攻めてバーディを奪ったことで、2打差でハーフターンするも、ウォレスは10番でチップインバーディを奪って応戦し、再び差を3ストロークに広げた。
その後、ジョンストンは13番でバーディを奪って再び2打差とすると、17番でもバーディを奪って1打差まで詰め寄った。
ウォレスは15番で段を越えるロングパットがカップの縁に嫌われると、続くパー3の16番ではティショットをグリーン手前のラフにショートし、2打目をグリーン奥のバンカーへ打ち込みながらも、そこから何とか寄せワンのボギーでホールアウトしたことで、イングランドの2人が首位で並んだ。
キムは2番、4番、7番、9番、そして11番でバーディを奪って優勝争いに加わるも、最終ホールでボギーを叩いて後退した。
一方、ララサバルは1番、4番、6番、8番、11番、そして13番でバーディを奪いながらも、14番、16番、そして17番と終盤でボギーを叩いて勝機を逸した。
Qスクール上がりのシュワブは最終日を4バーディ、2ボギーでラウンドし、欧州ツアーの自己最高位を更新した。
グージョはイーブンパーの「72」で最終日をラウンドし、シャルマはダブルボギー3つを含む「75」と崩れ、ギャラハーは「74」でホールアウトした。
通算2アンダーの9位タイにはオランダのユースト・ラウテン、イングランドのアーロン・ライ、そして韓国のチェ・ジンホが入った。