「スペインオープン」開催 バルデラマで注目の3人
2018年 スペインオープン
期間:04/12〜04/15 場所:セントロナショナルゴルフ(スペイン)
「スペインオープン」で知っておくべき5つのこと
4週間振りの開催となるヨーロピアンツアーは、「スペインオープン」が戦いの場となる。以下、セントロ・ナシオナル・デ・ゴルフで開催される同大会に関して知っておくべき5つの事柄である。
熱気を高める地元勢
スペインの首都ではジョン・ラームやファラ・カブレラベローを始めとする25人のスペイン人選手が出場するため、セントロ・ナシオナル・デ・ゴルフに集う地元ファンにとっては見慣れた面々の活躍が期待できる大会となる。
<< 下に続く >>
優勝候補のラームとカブレラベローのほか、今週はパブロ・ララサバル、アルバロ・キロス、そしてアドリアン・オタエギらがティアップする。
2016年にこの大会でヨーロピアンツアー初制覇を遂げたアンドリュー・“ビーフ”・ジョンストンは、タイトル防衛を懸けてプレー。また、マドリッドにはそれぞれ「コマーシャルバンクカタールマスターズ」と「ヒーローインドオープン」を制したエディー・ペパレルとマット・ウォラスもイングランド勢の一角として勝利を目指すことになる。
ジョンストンはユースト・ラウテンの挑戦を退けて2016年大会を制覇。同年、彼はその勝利を起爆剤にシーズン5回のトップ10入りを果たしたが、これは今のところ彼にとっての自己ベストとなっている。
ツアースケジュールに復活
「スペインオープン」はジョンストンが優勝を飾った2016年大会以来のヨーロピアンツアー国際スケジュールへの復帰を果たす。同大会がスペインゴルフ界の総本山であるセントロ・ナシオナル・デ・ゴルフにて最後に開催されたのは10年前のことであり、その際は通算16アンダーで4日間をラウンドしたシャール・シュワルツェルが大会を制覇してヨーロピアンツアー2勝目を挙げた。
王立スペインゴルフ連盟は同コースに本拠地を置いており、長年にわたり世界最高峰のゴルファーたちをもてなしてきた。また、同コースは現在世界4位のジョン・ラームにとってのホームコースでもあり、彼はセントロ・ナシオナルにて2年間にわたり、ゴルフと勉学に励んだ過去を持っている。
イングランド勢による快挙の再現はなるか
30年前、マーク・ジェームスが「スペインオープン」を制覇し、イングランド人選手による同大会の3連覇を達成した。2018年大会のフィールドに名を連ねるイングランド勢には、その記録を再現し、歴史に名を刻むチャンスがある。
2016年はジョンストン、そして2015年はジェームス・モリソンが大会を制覇しており、イングランド勢は今一度、「スペインオープン」3連覇に挑むことになる。
「ライダーカップ」出場経験者たち
今週のマドリッドには、「ライダーカップ」に出場した経験を持つ多くのスター選手が集結する。
今大会には、2016年に「ライダーカップ」デビューを果たしたスペインのカブレラベローに加え、その2016年大会でチームメイトとなったアンディ・サリバンも出場。更に、2014年の「ライダーカップ」に出場したジェイミー・ドナルドソン、ビクトル・デュビッソン、そしてスティーブン・ギャラハーに加え、メダイナの奇跡を経験したニコラス・コルサーツとポール・ローリーも出場する。
デビッド・ハウエル、エドアルド・モリナリ、ロバート・カールション、そして2002年の「ライダーカップ」で勝利チームの一員だったニコラス・ファスらも今大会に出場する「ライダーカップ」出場経験者である。
第91回大会
1912年に第1回大会が開催された「スペインオープン」は、今年で91回目の開催となる。
同大会は1972年以来、ヨーロピアンツアーの一環として開催されており、同年は地元の人気選手だったアントニオ・ガリードが優勝した。