仲良しアイルランドコンビ 「ゴルフシックス」を初制覇
2018年 ロッコフォルテシチリアンオープン
期間:05/10〜05/13 場所:ベルドゥーラGC(イタリア)
「ロッコフォルテ シチリアオープン」で知っておくべき5つのこと
2018/05/09 12:24
今週ヨーロピアンツアーは一路、景観の美しいベルドゥラGCでの「ロッコフォルテ シチリアオープン」へと向かう。同大会の開幕を前に知っておくべき5つの事柄は以下の通りである。
輝きを取り戻したキロス
昨年、この大会で2011年以来となるヨーロピアンツアー制覇を遂げたスペインのアルバロ・キロスは、今週タイトル防衛に臨む。
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ベルドゥラコースでプレーオフの末にザンデル・ロンバルド(南アフリカ)を下したキロスは、2011年の「ドバイ・ワールドチャンピオンシップ」以来となる優勝を果たした。昨年シチリアで優勝したことにより、キロスはドバイとマレーシアで連続してトップ20入りした2015年以来となる世界ランキングでのトップ250入りを果たした。
35歳となった今、4月の「ハッサンIIトロフィー」でアレクサンダー・レビに次ぐ2位に入ったキロスは、タイトル防衛を期してティアップする。
絶景のシチリア
シチリア島のベルドゥラGCで開催される「ロッコフォルテ シチリアオープン」は、ヨーロピアンツアースケジュールで最も豪華な大会の一つと言われている。
島の南西に位置する230ヘクタールのリゾートは、オリーブの林に囲まれ、絶景の地中海を臨む場所にある。全長7,217ヤードのコースは、欧州のゴルフ及びライフスタイルの最高級デスティネイションに選ばれた二つの18ホールのコースの一つである。
好調のイタリア勢
2018年で最初の母国開催となる大会に臨むイタリアのスター選手たちは、地元の声援を存分に活かしたいと考えている。かつての「BMW PGA選手権」王者であるマッテオ・マナッセロと欧州が勝利した2010年の「ライダーカップ」に出場したエドアルド・モリナリは、同胞でありヨーロピアンツアーのレギュラーメンバーであるニノ・ベルタシオ、ロレンゾ・ガグリ、そしてアンドレア・パバンらと共に、青々と茂ったベルドゥラGCのフェアウェイを彩る。
ローマで生まれ育ったパバンは、現在「レース・トゥ・ドバイ」でイタリアン人選手としてはフランチェスコ・モリナリに次ぐ2番目となる39位につけている。29歳のパバンは好調を維持しており、2018年のヨーロピアンツアーで予選落ちはわずか2回のみ。彼は今季、4月の「ハッサンIIトロフィー」での3位タイを含む5度のトップ20入りを記録している。
同じくイタリアのガグリは、今季、ヨーロピアンツアーとチャレンジツアーの両方で素晴らしいプレーを見せている。「バークレイズケニアオープン」を制覇し、「トルコ航空チャレンジ」で2位に入った32歳のガグリは、目下チャレンジツアーで首位を快走しており、今週は2018年で8試合目のヨーロピアンツアー出場となる。
好スコア続出のシチリア
昨年は「ロッコフォルテ シチリアオープン」で2人の選手がコースレコードとなる10アンダーの「61」をマークした。マイケル・ホーイとセバスティアン・セーデルベリは、初日にノーボギーのコースレコードをマークして先頭に立った。
アウトを「31」で回り、インを「30」とした北アイルランドのホーイは10バーディ、8パーの完璧なラウンドを完遂。一方、パー5の9番でイーグルを奪うなど、最初の9ホールを5アンダーとしたスウェーデンのセーデルベリは、バックナインを「31」で回って、こちらも同じく「61」をマークした。
日が降り注ぎ、風が穏やかなようであれば、今年はコースレコードが更新されるかもしれない。
「ライダーカップ」見本市
今年は「ライダーカップ」欧州代表キャプテンのトーマス・ビヨーンに加え、「ライダーカップ」出場経験のある3選手がシチリアでティアップする。
ル・ゴルフナショナルでの「ライダーカップ」開催まで6ヶ月を切るなか、ビヨーンは今季の「ロッコフォルテ シチリアオープン」に出場するビッグネームの一人である。今年は彼に加え、2016年に「ライダーカップ」初出場を果たしたアンディ・サリバン、「ライダーカップ」2勝のデービッド・ハウエル、そして2010年大会で勝ったエドアルド・モリナリが出場する。