「ライダーカップ」直前のガルシア出場 谷原&宮里がエントリー
2018年 ポルトガルマスターズ
期間:09/20〜09/23 場所:ドムペドロ ビクトリアGC(ポルトガル)
「ポルトガルマスターズ」で知っておくべき5つのこと
2018/09/19 15:09
今週ヨーロピアンツアーは、「ライダーカップ」前の最後の大会となる「ポルトガルマスターズ」が開催されるアルガルベへと移動する。同大会について知っておくべき5つの事柄は次の通りである。
「ライダーカップ」へのアプローチ
2018年の「ポルトガルマスターズ」は、スポーツ界最高の大会の一つ「ライダーカップ」(ル・ゴルフナショナル)の開催前に行われる最後のヨーロピアンツアー主催大会となる。フランスで行われる隔年開催の大会では、ジム・フューリック率いる米国代表を相手に、トーマス・ビヨーン率いる欧州代表が2年前にヘイゼルティンナショナルで手放したタイトルの奪還を狙うことになる。そのパリの大会に出場する選手では、ウォームアップの一環としてセルヒオ・ガルシアとトービヨン・オルセンがドムペドロ ビクトリアGCで開催される今大会に出場するほか、副キャプテンを務めるパドレイグ・ハリントンもフィールドに名を連ねている。
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ディフェンディングチャンピオン
ルーカス・ビェルレガードは、史上初の「ポルトガルマスターズ」連覇を狙っている。昨年、4日間を「66」「65」「68」「65」でラウンドし、2位に入ったスコットランドのマーク・ウォーレンに4打差をつけて優勝した。昨年は同胞のオルセンと組んで第1回「ゴルフシックス」を制し、アルガルベでの勝利で飛躍の1年を良い形で終えることとなった。
アーニーズ・アーミー
ドムペドロ ビクトリアGCは偉大なるアーノルド・パーマーにより設計された。2004年に造成され、ポルトガル史上最も意欲的なゴルフプロジェクトと位置付けられたが、実際にその通りの評価を得ている。フェアウェイの周囲には地域特有の植物が茂っており、池と天然のハザードが張り巡らされている。広く起伏のあるフェアウェイは公平なゴルフ的試練を与えるものの、ウォーターハザードや狡猾なバンカリングが継続して脅威を与えることになる。
メジャー王者たち
フィールドには最低でも6人の元メジャー王者が名を連ねることになる。2017年の「マスターズ」王者であり、「ライダーカップ」に「欧州代表」として出場するガルシアは、メジャー3勝のハリントンともに「ライダーカップ」前のこの大会に出場する。2016年にオーガスタで栄光を勝ち取ったダニー・ウィレットと同じく、かつての「マスターズ」王者であるシャール・シュワルツェルも今大会に出場する。更には、メジャー王者のアンヘル・カブレラと「マスターズ」2勝のホセ・マリア・オラサバルもポルトガルのフィールドに名を連ねている。
躍動する若手選手
2011年に「ポルトガルマスターズ」を制覇したトム・ルイスは、イングランド人選手としてポール・ウェイ(1982年に19歳149日で「KLMオープン」を制覇)、そしてサー・ニック・ファルド(1977年に20歳30日で「スコルラガーインディビジュアル」を制覇)に次ぐ史上3番目の若さでヨーロピアンツアー優勝を果たした。このルイスによる勝利は、プロとして3戦目での優勝であり、ヨーロピアンツアーではプロ転向後最短タイでの優勝記録となった。ルイスのほかには、アレハンドロ・カニサレスがツアー出場3戦目で2006年「ロシアオープン」を制覇している。タイガー・ウッズは初優勝まで5大会を要し、ロリー・マキロイは38大会かけて初優勝を果たしている。