ポール・ダンがツアー初優勝 マキロイは3打差の2位
2018年 英国マスターズ by Sky Sports
期間:10/11〜10/14 場所:ウォルトンヒースGC(イングランド)
「英国マスターズ by Sky Sports」で知っておくべき5つのこと
2018/10/09 14:50
今週は舞台を南部の有名なウォルトンヒースGCに移した「英国マスターズ by Sky Sports」にて、メジャー王者であり「ライダーカップ」でスター選手となった、世界ランク2位のジャスティン・ローズが大会ホストを務める。木曜のオープニングラウンドの前に知っておくべき事柄は次の通りである。
“モリウッド”が揃い踏み
2週間前のパリにて完璧なコンビを結成した「ライダーカップ」ヒーローのフランチェスコ・モリナリとトミー・フリートウッドの2人がウォルトンヒースに帰ってくる。現在「レース・トゥ・ドバイ」で首位を走るモリナリは、ル・ゴルフナショナルを制圧し、「ライダーカップ」では欧州代表で史上初の5戦全勝を遂げた。現「レース・トゥ・ドバイ」王者であるフリートウッドも親友とともに歴史的パフォーマンスを発揮し、ファンにより“モリウッド”と呼ばれたコンビで欧州代表ペアでは史上初となるチーム戦4戦全勝を果たした。
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ホスト役
2015年のヨーロピアンツアー国際スケジュール復帰以降、「英国マスターズ by Sky Sports」は専任大会ホストを加えることで、大会としてのステータスを上げることに成功した。これまではイアン・ポールター、ルーク・ドナルド、そしてリー・ウェストウッドがホストを務め大会を成功に導いてきたが、今年は世界ナンバーツーのジャスティン・ローズがその任にあたる。ローズはホストとして、2018年の開催コースに彼のイギリスで最も好きなコースであるウォルトンヒースGCを選出した。イングランド出身のローズは、ウェストウッド同様、過去の「英国マスターズ」王者であり、2002年に近隣のウォバーンGCで大会を制した彼が今週再びトロフィーを掲げることができれば、世界ナンバーワンへ返り咲く可能性がある。また、現「FedExカップ」王者には、「英国マスターズ by Sky Sports」と提携するチャリティ組織を指名する権利がある。ヨーロピアンツアー財団に加え、ローズは堂々とCancer Research UK Kids & Teensを公式チャリティパートナーに指名した。
ダンの飛躍
ディフェンディングチャンピオンのポール・ダンは、ロリー・マキロイに競り勝って昨季この大会でヨーロピアンツアー初優勝を遂げた。メジャー4勝のプレッシャーに打ち勝っただけでも称賛に値する勝利だったが、それに加え、アイルランドのダンは、マキロイを2打上回る9アンダーの「61」を最終日にマークし、最後はチップインバーディで大会を締め括ったのである。その後、彼は5月の「ゴルフシックス」を同胞のモイニハンと組んで制覇し、もう一つトロフィーをコレクションに加えている。
相応しい開催コース
2018年「英国マスターズ by Sky Sports」をウォルトンヒースで開催するというローズの選択は、ウォバーンGCを選んだポールター、ザ・グローブというドナルドの選択、そして昨年のホストでありクローズハウスGCを選んだウェストウッドらの足跡を辿るものだった。ウォルトンヒースは難度の高い2つのヒースランドコースで有名であり、オールドコースは1938年の開場以来、常に世界のトップ100にランクインしている。クラブは1903年に創立され、初代キャプテンには王エドワード8世が就いている。このサリー州のコースでは、これまで1981年に「ライダーカップ」が開催されたほか、「全米オープン」の予選会も開催されており、2005年にはウォルトンヒースから大会出場を果たしたマイケル・キャンベルが「全米オープン」制覇を果たした。
ヒーロー誕生の瞬間
10月9日の火曜日にヨーロピアンツアーは、再び革新的な1ホール勝負のヒーローチャレンジを開催する。今季、この人気イベントは開催都市を象徴する場所で開催されており、今週はロンドンのカナリー・ワーフで開催される。イベントではローズがヘッドラインを飾るほか、「ライダーカップ」で欧州代表を勝利に導いたトーマス・ビヨーン、そしてル・ゴルフナショナルでスターとなったトービヨーン・オルセンに加え、マット・ウォラスとアンドリュー・“ビーフ”・ジョンストンのイングランド人コンビ、そして「英国マスターズ by Sky Sports」ディフェンディングチャンピオンのダンが出場する。無料入場券の配布は既に終了しているが、現地時間午後6時半からヨーロピアンツアーのプラットフォームで生観戦することができる。