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終盤チャージのハーディングが初制覇

上がり4ホールで3バーディを奪ったジャスティン・ハーディングが「コマーシャルバンクカタールマスターズ」を制し、ツアー初優勝を飾った。今季ヨーロピアンツアーのシード権はなかったが、ツアー出場54試合目での優勝になった。

ハーディングは序盤の3バーディで首位タイに浮上したが、その後2ボギー。しかし、10番と12番のバーディで再び優勝争いへ。15番、17番、そして18番でもバーディを奪って「66」をマークし、通算13アンダーとして2打差の単独首位でホールアウトした。

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その後、ハーディングのスコアに並ぶ選手は現れず、2位タイには同じく南アフリカのクリスチャン・ベゾイデンハウト、ジョージ・クッツェー、そしてエリック・バンルーヤン、スペインのホルヘ・カンピージョナチョ・エルビラ、スウェーデンのアントン・カールソン、フランスのマイク・ロレンゾベラ、イングランドのオリバー・ウィルソン、そしてチェ・ジンホが入った。2位タイに9人が並ぶのはヨーロピアンツアー記録となった。

33歳のハーディングは、昨年5月にサンシャインツアーで連続優勝を果たし、その後7月にアジアンツアーでも連勝。これで過去9カ月間の勝利数を5とし、4つの異なる国で勝利を挙げたことになった。

また、ハーディングはこの勝利により、ダレン・フィチャード、アーニー・エルスレティーフ・グーセン、そして2016年に大会連覇を果たしたブランデン・グレースに続くこの大会を制覇した5人目の南アフリカ人選手となった。

「良い気分だね」と、今週を迎えるにあたり2度のトップ5入りと3度のトップ20入りを記録していたハーディング。

「特にラウンド後(待っているとき)は緊張した。これまでそういう経験がなかったからね。心から楽しめなかったけれど、面白かったよ。優勝できて嬉しいし、切り替えて次へ進みたいね」。

「また、自分で出場したい大会に出られる状況になった。スケジュールを変更するし、取捨選択の必要がなくなったね。この先何が起こるのか楽しみだし、大きな大会でプレーするのも楽しみだね」。

ハーディングはパー5の1番で4日連続となるバーディを奪うと、3番と4番でも連続バーディを奪って首位タイに浮上した。しかしながら、リーダーボードは混戦模様となっており、チェが猛チャージをかけるなか、ハーディングは6番と7番でボギーを叩いて後退した。

首位と7打差でスタートした34歳のチェは、1番、2番、3番、8番、そして9番でバーディを奪って「31」でハーフターンすると、12番でもバーディを奪って首位に迫った。

すると、チェはワンオン可能なパー4の16番でグリーンを捉え損ねるも、パターで打った2打目をカップに沈めてイーグルを奪い、一気に首位タイに浮上。その後、最終ホールではバーディチャンスを外してこの日のラウンドを終えた。

カールソンは1番と7番でそれぞれ9メートルと1メートルのバーディパットを沈め、パー5の10番でもバーディを奪って首位に並んだ。一方、1番でバンカーからの寄せワンによるバーディを奪ったエルビラも10番でバーディを奪って優勝争いに名乗りを上げた。

ハーディングも同じく10番でバーディを奪うと、12番ではフリンジからのバーディパットをねじ込み、15番ではラフからの第2打をピン側1.2メートルにつける美技でバーディをお膳立てして首位タイを4人による争いにした。

その後、12番にて追い風で下りの7.5メートルのパットを決めたエルビラが一歩抜け出すも、ハーディングが17番でグリーン奥の少し外れた所からのバーディパットをねじ込んだのに対し、エルビラがティショットをバンカーに入れた13番でボギーを叩き、両者の立場が一気に入れ替わる展開となった。

ハーディングは2オンに成功したパー5の18番でもバーディを奪い、後は後続の選手たち次第という状況になった。

カールソンは13番と14番でボギーを叩くも、16番と最終ホールでバーディを奪って盛り返し、エルビラは17番のボギーを続く18番でのバーディで帳消しにした。

最終ホールでイーグルを奪ったクッツェーは「68」をマークしてこの大会5度目のトップ10入りを記録し、ベゾイデンハウトとカンピージョも同じくこの日のスコアを4アンダーとした。

結局カールソンは「69」でホールアウトし、ロレンゾベラとバンルーヤンは「70」、そして首位で最終日を出たウィルソンは「71」をマークした。

通算10アンダーの11位タイにはベルギーのトーマス・デトリー、イングランドのアンディ・サリバン、そしてパラグアイのファブリシオ・サノッティが入った。

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2019年 コマーシャルバンク・カタールマスターズ



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