「ゴルフシックス カスカイス」で知っておくべき5つのこと
2019年 ゴルフシックス
期間:06/08〜06/09 場所:オイタボス デューンス(ポルトガル)
「ゴルフシックス」で注目の3チーム
2019/06/06 06:55
今週は3度目の開催を迎える革新的な「ゴルフシックス」が「レース・トゥ・ドバイ」に復帰し、16チームがトロフィーを目指して火花を散らす。フィールドには、2つの女子チーム、3人の「ライダーカップ」出場選手、そして複数のヨーロピアンツアー優勝経験者が含まれる。果たして8日(土)にポルトガル・カスカイスで栄冠を勝ち取るのはどのペアになるのだろうか? 注目すべきは次の3組である。
アイルランド:ポール・ダン、ギャビン・モイニハン
まず取り上げるべきは、昨年ちょっとした番狂わせで勝利を手にしたディフェンディングチャンピオンだろう。大会前、ポール・ダンは3大会の出場で2度のトップ10入りを記録していたものの、ギャビン・モイニハンは昨季、それまで全大会で予選落ちしたまま2018年の「ゴルフシックス」を迎えたのである。
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しかし、大会が始まるとピタリと息があった2人は、グループリーグを決勝で打ち破ることになったフランスに対する1敗で勝ち上がった。
再びQスクールからの昇格を果たしたモイニハンは、今季5大会で予選通過を果たし、「ベルギーノックアウト」でも週末に駒を進めるなど、今季ははるかに良いシーズンを送っている。さらにダンは「ISPSハンダ ワールドスーパー6パース」で3位に入って6ホールの勝負に強いところを見せつけている。アイルランドを過小評価する者は皆無だろう。
イングランド女子:メーガン・マクラーレン、フローレンティナ・パーカー
「ゴルフシックス」が最初の2年で成功した要因の一つは女子チームの参加であり、今週もイングランド女子チームがレディースヨーロピアンツアーと彼女たちの国を代表してプレーする。
メーガン・マクラーレンはダーン・ハウジングに次ぐ2位に入った「ヨルダンミックスオープン」では、最終日の終盤で一時は3打差の首位に立つなど、男女混合大会ですでに名を残している。彼女は「NSW女子オープン」で連覇を果たしており、今季レディースヨーロピアンツアーの年間ランクで4位につけている。
ペアを組むのは、レディースヨーロピアンツアー3勝のフローレンティナ・パーカー。昨季この大会にイングランド女子チームとして出場したジョージア・ホールとチャーリー・ハルととに2017年「ソルハイムカップ」に出場している。
イングランド女子チームは、昨年準々決勝で対戦したアイルランドと、グループリーグでリベンジを期して戦うことが決まっている。
南アフリカ:ブランドン・ストーン、ジョージ・クッツェー
「ロレックスシリーズ」1勝のほか、ヨーロピアンツアー6勝、そして「ゴルフシックス」出場経験も持つ南アフリカのペアは強力である。
ジョージ・クッツェーはヨーロピアンツアーで4勝しており、さらに2010年にQスクールからの昇格を果たして以来、一貫して「レース・トゥ・ドバイ」ランキング70位以内でシーズンを終えている。今季の「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で2位に入っている。
現「アバディーンスタンダードインベストメントスコットランドオープン」王者のブランドン・ストーンにとって、今季は最高のシーズンとはなっていないものの、2015年にチャレンジツアーからの昇格を果たして以降、毎年ヨーロピアンツアーで勝利を挙げている。
2人はともに「ゴルフシックス」に出場した経験があるが、どちらも2日目へ進んだことはないため、ペアを組んだ今年はその更新を熱望している。