ライダーカップレース:欧州代表入りの切符は誰の手に!
2016年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
世界ランキングで振り返る2015年あれこれ
恐るべきフィル
メジャー5勝のフィル・ミケルソンは20年以上にわたり世界ランキングでトップ25以内につけていたが、11月初旬にとうとうその座から陥落してしまった。
しかし、言い方を変えれば、前回“レフティ”がトップ25圏外となったのは1995年9月10日ということになる。驚くべきことである。
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世界ランキングが過去数カ月の成績だけを基に算出されたとしたら、トップ10の顔ぶれは…
◇12カ月の場合
1. ジョーダン・スピース 630.50 (1)
2. ジェイソン・デイ 452.68 (2)
3. ロリー・マキロイ 385.60 (3)
4. リッキー・ファウラー 325.53 (6)
5. ジャスティン・ローズ 325.53 (7)
6. バッバ・ワトソン 325.00 (4)
7. ヘンリック・ステンソン 312.43 (5)
8. ダスティン・ジョンソン 285.87 (8)
9. パトリック・リード 255.76 (10)
10. ザック・ジョンソン 237.91 (13)
◇6カ月の場合
1. ジェイソン・デイ 347.38 (2)
2. ジョーダン・スピース 331.91(1)
3. バッバ・ワトソン 237.73 (4)
4. ヘンリック・ステンソン 214.20 (5)
5. リッキー・ファウラー 210.46 (6)
6. ジャスティン・ローズ 180.39 (7)
7. ザック・ジョンソン 169.05 (13)
8. パトリック・リード 141.96 (10)
9. ブランデン・グレース 136.30 (14)
10. ルイ・ウーストハイゼン 129.02 (17)
◇3カ月の場合
1. ジョーダン・スピース 104.92 (1)
2. パトリック・リード 96.39 (10)
3. エミリアーノ・グリージョ 94.25 (34)
4. ロリー・マキロイ 92.55 (3)
5. ジャスティン・ローズ 90.06 (7)
6. マシュー・フィッツパトリック 87.22 (46)
7. ラッセル・ノックス 86.95 (30)
8. ヘンリック・ステンソン 83.46 (5)
9. バッバ・ワトソン 81.80 (4)
10. ケビン・キスナー 80.40 (18)
世界ランキングが過去2年間のメジャーの成績だけを基に算出されたとしたらトップ10の顔ぶれは?
1. ジョーダン・スピース 348.55 (1)
2. ロリー・マキロイ 271.40 (3)
3. ジェイソン・デイ 182.38 (2)
4. リッキー・ファウラー 175.55 (6)
5. フィル・ミケルソン 134.60 (32)
6. ジャスティン・ローズ 131.68 (7)
7. ルイ・ウーストハイゼン 131.48 (17)
8. マルティン・カイマー 126.10 (26)
9. ザック・ジョンソン 122.96 (13)
10. ダスティン・ジョンソン 119.13 (8)
シニアの腕前
11月下旬、ハンティングデイルで開催されたPGAツアー・オブ・オーストラレイジア主催の「オーストラリアマスターズ」を豪州出身のベテラン、ピーター・シニアが2打差で制し、自身3度目の大会制覇を成し遂げた。
56歳でのシニアの優勝は、豪州の大会では最年長優勝記録となり、シニアはこの優勝を持って、世界ランキングを1694位から452位に上げた。1大会での1242人抜きは、2015年の最高記録である。
最大躍進
米PGA下部ツアーのウェブドットコムツアーで2015年に2勝を挙げ、その他にも12度のトップ10入りを果たしたパットン・キジールは、同ツアーの15年度賞金王に輝いた。
15年に最速でのトップ100入りを果たしたキジールは、世界ランクで1548位から73位と、実に1475人抜きを果たし、最もランキングを上げた選手となった。キジールは米PGAツアーでも順調な滑り出しを見せ「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」では2位タイ、「サンダーソンファームズ選手権」では4位タイに入った。
一方、かつての「ISPSハンダパースインターナショナル」王者であるジョン・ジンは長期にわたりヘルニアとの格闘を強いられ、7月の「アルストムフランスオープン」を最後に大会から姿を消すと、1149位からランキングを431位下げて1580位となり、2015年の世界ランキングでは最大の下降を記録してしまった。
不動の男
2015年の世界ランキングを4位で終えた「マスターズ」2勝のバッバ・ワトソンは、トップ100圏内では、2014年の最終ランクと同じ順位で2015年を終えた唯一の選手となった。大した一貫性である。