トーマス・ピータース プロフィール&戦績
2019年 D+D レアル チェコマスターズ
期間:08/15〜08/18 場所:アルバトロスゴルフリゾート(チェコ)
トーマス・ピータースがプラハでツアー4勝目を達成
トーマス・ピータース(ベルギー)がチェコにあるアルバトロスゴルフリゾートで開催された「D+Dレアル チェコマスターズ」を1打差で制覇し、3年に及んだ未勝利期間に終止符を打った。ピータースは2015年にプラハで初優勝を飾っており、ヨーロピアンツアー4勝目を手にしたと同時に大会史上初めて複数回優勝した選手となった。
2016年「ライダーカップ」でスター選手となったピータースは、日曜日を首位からスタートさせ、フロントナインで4バーディを奪って後続を引き離して12番のバーディで首位の座を盤石にした。序盤に惜しいバーディパットを立て続けに外しており、後続との差はさらに開いていてもおかしくなかったが、バックナインでは見事なパーセーブを何度か見せ、楽々と首位を快走しているかに見せた。
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同組のアドリ・アーナス(スペイン)は1イーグル、4バーディ、3ボギーの「69」をマークし、通算18アンダーの2位。ディフェンディングチャンピオンのアンドレ・パバン(イタリア)は、トロフィー防衛へ精一杯のプレーを見せて「65」をマークするも、通算16アンダーでサム・ホースフィールド(イングランド)と並んで3位タイに終わった。
大会終了後にピータースは「ホッとした。長い時間かかったからね。最後の優勝から3年が経ったんだ。また勝てて良い気分だね。自分を疑ったことは一度もなかったけれど、ゴルフスイングがしっくりこない期間が長かったんだ。調子を取り戻し、また勝つことができて最高だね」と述べた。
「皆が、君は年間2、3勝すべきだと言っているが、難しいものなんだ。そう言ってもらえるのはありがたいけれど、時として期待を下回っていると感じてしまい、ネガティブになることもあった。でも、これから何勝もできるといいね」
「今日はほぼ1日コントロールできていると感じていたし、自分のすべきことをした」
アーナスは16番と18番でバーディを奪い、終盤に入ってピータースにプレッシャーをかけるも、タイトル奪取には1打及ばなかった。24歳のルーキーはラウンド後、「僕は諦めず、後半に幾つかバーディを奪うようトライし、彼のミスを待っていたけれど、彼はミスを犯さなかった」と述べた。
「彼による15番のパーセーブは見事だった。全体的に見ると、とても良いバトルだったから僕は満足している。マッチプレーのような感覚でプレーしてから、最後の2ホールで彼に勝とうと思ったし、実際そうしたけれど、1打及ばなかった。毎週、ツアーでは何かを学んでいるけれど、今回は確実に多くを学んだね。今はこの過程を楽しんでいるし、また近いうちに優勝争いができればと思っている」