T.プレイスなど3人が首位!日本の4名は少し出遅れた
欧州PGAツアー「カールスバーグ・マレーシア・オープン」プレビュー2
マレーシアのサウワナGCは「コブラ」の相性で知られる難易度の高いコース。その名の通り、牙を向き選手たちに噛み付いてきそうなこのコースでは、さらに暑さと湿気とも戦わなければならない。そしてフェアウェイキープは必須。ラフにはコブラとまではいかないまでも蛇たちが潜んでいる。選手達からは「蛇は見たよ。でもこちらが何もしなければ襲ってこないよ」とか「もしラフに入ったらキャディにボールを取ってきてもらうね。僕は近づきたくないよ。」など蛇のギャラリーも楽しんでいる様子。
注目の選手はアジアで好調なパドレグ・ハリントン。04年シーズン初戦となる、昨年12月開催の「オメガ香港オープン」で優勝。2000年にはこの「マレーシア・オープン」でビジェイ・シンにプレイオフで負けたが、2位の成績を収めている。今年初の欧州PGAツアー参戦となるハリントンは、長い休暇明けで意気揚揚としている。
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パドレグ・ハリントン
「僕は毎年、冬場には長めの休暇を取るようにしているんだ。シーズンを通じて、自分のベストを出し尽くすから、オフシーズンの休みはしっかり休息を取るように心がけているんだ。それに精神的にもゴルフから離れる必要があると思うしね。また休みの間にいろんなスウィングの改善などやりたいこともあるからね」
休暇の間に、世界ゴルフランキングが11位に落ちてしまったハリントンだが、昨年は欧州勢唯一のトップ10入りを死守していた。2003年は満足のいく一年だったようだ。
パドレグ・ハリントン
「優勝も2度できたし、賞金ランキングでも2位になれた。世界ゴルフランキングでも8位と、僕は充分に満足だよ。でも周囲の期待では僕が2勝くらいするのは当たり前になったようだよ。2度の優勝がハリントンなら当たり前、と言われるようになるまで随分時間がかかった。当たり前と言われる成績が残せて嬉しいよ」
*「カールスバーグ・マレーシア・オープン」は初日から最終日までザ・ゴルフ・チャンネルで衛星生中継予定