「TNTオランダオープン」優勝インタビュー
欧州ツアー「TNTオランダオープン」最終日
初日に10アンダーをマークしたトバイス・ディアーは、最終日までに2位以下に3打差をつけ、首位でスタートした。25歳のディアーは完全優勝をやってのけてしまうのだろうか?
7番で最終日最初のバーディを奪ったディアー。同じ組で回っているのが百戦錬磨のパドレイグ・ハリントンであることを考えると、プレッシャーを感じないはずが無い。しかしプレッシャーを感じていたのはハリントンで、7番で絶好のバーディチャンスを迎えるものの、これを外し、両者の差は4打に広がってしまった。しかしディアーの敵はハリントンだけではなかった。ジェイミー・スペンスが9番でのバーディで12アンダー、ピーター・ロナードは12、13番の連続バーディで14アンダー。一方、ディアーは2連続ボギーを叩いてしまい、レナードに1打差に詰め寄られてしまう。
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ハリントンは、12番パー5で3打目をピン横1メートルにつけバーディを奪うが、ディアーも負けじとピン奥2.5メートルにつけたイーグルパットをねじ込んで2位との差を2打に戻す。その間、ロナードは16番でティショットのミスからボギーを叩き、優勝戦線から脱落。しかしスペンスは最終ホールでイーグルを奪い16アンダーの1打差に迫り、プレッシャーをかけてディアーのホールアウトを待つ。ハリントンも17番でバーディチャンスを得るが入らず、1ホールを残して3打差と可能性を失った。ディアーに残された敵は先にホールアウトしているスペンスだけ。最終ホールで2パットでのパーセーブをできれば優勝という気楽な状況に持ち込んだディアーは、最後までバーディを狙う攻めの姿勢。バーディパットはわずか5センチ程カップ左に外れたが、1打差を守ってキャリア2勝目を完全優勝で成し遂げた。
◇最終結果
1位(-17):トバイス・ディアー
2位(-16):ジェイミー・スペンス
3位(-15):ピーター・ロナード
3位(-15):パドレイグ・ハリントン