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今週は波乱続きの欧州ツアー

初日を終えて首位タイとなったイアン・ポールターだが、キャディが肺炎で緊急入院することになった。

初日終了後、体調がすぐれず医者に駆け込んだポールターのキャディ、通称“エジンバラ・ジミー”は、来週末まで安静が必要との診断を受けた。2日目のキャディ探しに困ったポールターは、現在腰痛でツアーから離脱しているコリン・モンゴメリーのキャディ、アンディ・プロジャーを借り受けることにした。

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アンディ・プロジャーは、89年マスターズでニック・ファルドを優勝に導いたキャディ。イングランドの自宅から急遽駆けつけ、スタート40分前にコースに到着。ポールターは、自分の番手別飛距離を書いたメモを渡しただけだが、この日も前日同様ナイスプレーで66をマークし、13アンダーでトップをキープした。

「キャディのジミーには『1週間くらい休みを取るといい』と話したが、無理して来た。初日もホールごとに体調不良を訴えるくらい調子が悪かったのに。明日、時間をみつけてお見舞いに行くつもり」

今週、この試合はトラブルに見舞われており、グレッグ・ノーマン、ライダーカップ主将のサム・トーランスも棄権。そして初日トップに立っていたベルンハルト・ランガーまでが、ラウンド前に食中毒による体調不良を訴え、棄権するかと思われた。しかしランガーは地元開催の大会を盛り上げるため、プレーを決意。この日69でまとめ、トータル11アンダーで首位と2打差とした。

「プレーを始めたら体調不良のことなど吹っ飛んだ。4ホール終わった時点でパーとボギーを2つずつ叩いて落ち込んでいたら、ギャラリーが『今度はバーディを2つ取れば良い』と声をかけてくれた。あれで勇気が湧いてきた。今日は帰って寝て、明日に備えるよ」

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