マナッセロとのプロアマラウンド、当選者の模様/アブダビレポート(1)
2013年 アブダビHSBCゴルフ選手権
期間:01/17〜01/20 場所:アブダビGC(UAE)
アブダビ・ゴルフクラブ、クリス・カード氏インタビュー
今週開催される欧州ツアー「アブダビHSBCゴルフ選手権」の使用コースであるアブダビ・ゴルフクラブのジェネラルマネージャーであるクリス・カード氏のインタビューをお届けします。
◆コースのコンディションには満足されていますか?
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コース・コンディションは、見事な仕上がりを見せています。コースの状態はツアー中最高とまでは言わないまでも、それに相当するほどの水準に達していると自負しておりますし、実際、ここ数日、コースをラウンドした選手たちからも同様の反応を頂いております。トルーンにより管理される施設として、ここアブダビ・ゴルフクラブの管理チームは責任と誇りを持ってコース管理を行っており、1年を通して選手権レベルの品質を保っております。
また、そういった我々のコース管理に対する情熱や努力に惜しみないサポートを提供してくださるTDICが、オーナーグループであることは幸いと言わねばなりません。特に今週のグリーンは極上に仕上がっており、早さと正確性を両立しております。これ以上は望めないという域に達しているのではないかと思います。選手の皆さんにはエンジョイして頂けると思いますし、きっと素晴らしいショーを見せてくれるに違いありません。
◆公式のトータルヤードは7,600と随分長めですが、大会中、ティの位置を動かすことは検討されていますか?
実は大会へ向け、トータルヤードを幾分長めに設定し直したのですよ。1番ホールと10番ホールのティを後方へ下げ、幾つかのグリーンを拡張しました。グリーン拡張につきましては、長年に渡って変更されてきた草刈パターンにより失われた面積を取り戻す狙いがあり、これにより、大会向けに新しいピンポジションを導入することが可能になりました。
◆冬の期間中、今回使用されるコースで練習ラウンドは行われたのでしょうか?
はい、何人かには温暖な場所での冬期トレーニングの一環としてラウンドして頂いております。なにしろ、この時期、彼らにとってここの温暖な気候は見逃せませんから。ゴルフ・イン・アブダビのアンバサダーであるマッテオ・マナセロは仕上げの一環として何度もラウンドしております。彼は昨年、素晴らしいプレーをしましたし、ここのところかなり綿密に練習ラウンドをしているようですので、今年の大会でも素晴らしいプレーを披露してくれると期待しております。彼は、ここから数マイルのところにあるサーディヤット・ビーチ・ゴルフクラブ、これもトルーンが管理するコースですが、ここでも練習ラウンドを重ねておりました。
◆このコースは特定のスタイルを持つ選手にとって特に有利になるようなことはありますか?また、最大の見どころはどこでしょう?
そうですね、先ほどコース長について申し上げましたが、ティショットの飛距離は大きなファクターであるといえます。実際、このコースで何回か優勝を経験しているポール・ケーシーはツアーきってのロング・ヒッターですし、ディフェンディング・チャンピオンのロバート・ロックも同様のプレイヤーです。そう、ここ2年連続で2位になったロリー(マキロイ)の豪快なティショットも忘れてはなりません。
そうかと言って、飛距離が全てというわけではありません。3度の優勝を誇るマーティン・カイマーの最大の武器はショットの正確性ですから。また、今週のグリーンは非情に硬く、そして速いので、トリッキーなパットの克服が鍵を握っていると言えます。パターの名手こそ、得手に帆を揚げる(調子に乗ってやる)チャンスなわけです。
◆優勝スコアの予想は?
そうですね、典型的な優勝スコアは-20台前半で推移し、それがしばらく基準になっていましたが、昨年は状況が変わり、ロバートの優勝スコアは-13でした。昨年はラフを長く設定したため、それがスコアに影響を及ぼしたようですが、今年はそこまで長く伸ばしておりません。ですので、今年の優勝スコアは-20から-13の間…。では、-17ということにしましょう。何はともあれ、華麗で壮観なゴルフが楽しめる最高の一週間をお届けすることをお約束します。
アブダビ・ゴルフクラブに関する詳細はwww.adgolfclub.comまで。